第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

天理21-10中部大春日丘 一体防御、天理の白い壁

第4日(1日・東大阪市花園ラグビー場)

 ■ノーサイド

小さくても数的不利でも破られぬ

 平均体重で10キロ近くも上回る中部大春日丘の重量FWを、小さくとも頑丈な「白い壁」がはねのけ、天理が会心の勝利を手にした。

 6点リードで迎えた前半終了間際。自陣22メートルラインを越えて攻め込まれたが、5分以上にわたる連続攻撃をバックスも含めたチーム一体の防御でトライを防ぎ切り、ペナルティーゴールの3点だけにとどめた。後半6分に味方のシンビン(一時退場)で1人少なくなる数的不利にも、低いタックルを繰り返して相手の反則を誘い、反撃につなげた。同8分にプロップ中山の中央突破から素早く展開。主将のNO8照井がトライを決め、突き放した。

 守りの堅さと純白のジャージーから「白い壁」の異名を持つ天理FW陣だが、今年は小柄な選手が多く、3回戦の先発陣の平均身長は170センチ未満。照井は「相手より小さいので1対1では勝てない」と、全力で200メートル走を繰り返すなど心身ともに追い込む練習を週2回課し、スタミナを強化してきた。豊富な運動量を生かし、常に2、3人で相手を倒す組織的な防御を徹底。松隈監督も「体を張ってよくやってくれた」と目を細めた。

 準々決勝の相手は、前回(第95回)と前々回(第93回)出場時、ともに同じ準々決勝で敗れた桐蔭学園。照井は「運命を感じる。先輩たちの借りを返したい」とリベンジを誓った。【田中将隆】

中部大春日丘(愛知) 反8

 1 1 1 0 10 0 0 0 0 0 10

 T G P D  前 T G P D 後  計

 2 0 1 0 13 1 0 1 0 8 21

天理(奈良) 反7

 ▽主審=大沢昂平

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記事(提供:毎日新聞/2019/1/3 16:13)

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