第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

国学院栃木、伝統の重量FWが力を発揮 高校ラグビー

○国学院栃木28―12日本航空石川●(2回戦・30日)

 密集を押し込み、じりじりとゴールに迫った。国学院栃木の4本のトライのうち、3本はラックからサイド攻撃を仕掛けたFWが奪ったもの。重量FWの強みを存分にいかし、相手に主導権を渡すことなくBシードの日本航空石川を圧倒した。

 2点差に迫られた後の前半24分。ゴール前中央でのラックから体重125キロのプロップ藤倉が右サイドに持ち出し、インゴールに飛び込んだ。後半15分にもラックからサイドを突き、二つ目のトライを決めた藤倉は「ずっと練習してきたこと」と胸を張った。相手にとって時間も体力も奪われ、大きなダメージを受ける密集戦。吉岡監督は「これがうちの伝統。時間をかけて、50センチずつでも前に進むことができた。思い描いていた通り」と満足そうに振り返った。

 メンバーも「重さ」にこだわって組んだ。スクラムで1、2列目を組む5人の平均体重は108キロ。本来プロップの113キロの中村をロックに据え、代わりに109キロの中野をプロップで初めてスタメン起用。スクラムでも圧倒し、相手の攻撃の起点であるNO8ラウシを封じ込めた。

 Bシードだった前々回大会、ノーシードの日本航空石川と引き分け、抽選の末に3回戦進出を阻まれた。「先輩の分も勝ちたかった」と涙を流した主将の中村。目標の年越しを果たし、「あとは伸び伸びやるだけ」と吉岡監督。3回戦に向けて、気負いはない。【長田舞子】

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記事(提供:毎日新聞/2018/12/30 18:35)

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