第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

早稲田実55-3名護 早実、87大会ぶり勝利

第2日(28日・東大阪市花園ラグビー場)

 ■ノーサイド

密集制圧、トライ許さず

 早稲田実の主将、NO8相良はチーム初トライを含む計3トライを挙げて相手を突き放しても、最後まで表情を緩めなかった。79大会ぶり出場の重圧を乗り越えて勝つには、一瞬たりとも気を抜くことは許されない。「この1勝で自分たちが花園に来た証しを残せた」。試合後に、ようやく笑みがこぼれた。

 自らのプレーでチームの硬さを取り除いた。3点を追う前半10分、相手ゴールまで約30メートルのところでCTB植野のタックルが決まった。2人の味方が素早く絡みボールを奪取するとゴール前10メートルまで進み、最後は相良が左隅に飛び込んだ。

 ここから最大の武器である防御が機能し始め、ターンオーバーを繰り返した。鋭いタックルと寄せで密集を制圧。大会前に個々の防御範囲やサポートの態勢などを見直したかいもあり相手の展開力も封じた。9トライを挙げた勝利は、ノートライに抑えた防御があってこその快勝だった。

 白が基調のセカンドジャージーを身にまとい、87大会ぶりの白星を挙げた。次の目標は伝統の赤黒ジャージーを着て花園で勝利すること。対戦相手との兼ね合いで着用できるのは1月1日の3回戦以降だが、「憧れの赤黒を絶対に着たい」と相良。2回戦でシード校を破り、聖地での年越しを狙う。【谷口拓未】

清宮、母校を応援

 ○…早稲田実OBでプロ野球・日本ハムの清宮がスタンドで母校の試合を観戦した=写真・木葉健二撮影。学校のメガホンを手に声援を送り、「相手を圧倒し、強くてかっこいい」とチームの花園初勝利を喜んだ。今季限りでトップリーグ・ヤマハ発動機の監督を退任する父克幸氏の影響もあり、自身も年少から小学4年までラグビーに親しんだ。この日の早稲田実はセカンドジャージーを着用しただけに、「(伝統の)赤黒のジャージーが見たい」と次戦以降に期待を寄せた。

名護(沖縄) 反4

 0 0 1 0  3 0 0 0 0  0  3

 T G P D  前 T G P D  後  計

 4 2 0 0 24 5 3 0 0 31 55

早稲田実(東京第1) 反9

 ▽主審=船岡克広

長期ブランクでの大会勝利上位5校◇

(1)早稲田実   87大会ぶり(第11回~第98回)

(2)山口     69大会ぶり(第27回~第96回)

(3)岡山工    47大会ぶり(第31回~第78回)

(4)秋田中央   46大会ぶり(第41回~第87回)

   関西(岡山) 46大会ぶり(第42回~第88回)

 ※山口の第27回は山口中、岡山工の第31回は岡山西、秋田中央の第41回は秋田市立

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記事(提供:毎日新聞/2018/12/29 16:48)

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