第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

関商工が初戦完勝 13トライ、高松北零封 /岐阜

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会(全国高体連、毎日新聞社など主催)で2大会ぶり38回目出場の県代表の関商工が28日、東大阪市花園ラグビー場第3グラウンドで高松北(香川)との初戦で13トライを奪い、89-0で完勝した。第95回大会以来の初戦突破に、スタンドに集まった観客から歓声が上がった。同校は30日の2回戦で、シード校の東福岡(福岡)と対戦する。【沼田亮】

 持ち前のパスをつなぎフィールドを広く使う「展開ラグビー」で、大差をつけて初戦を突破した。前半3分、ゴール手前の密集からロック笹原徳人選手(3年)がボールを持ち出して先制トライ。SO山田楓真主将(同)やWTB上野颯汰選手(1年)が10メートルライン付近から独走トライを挙げるなど、計56得点で前半を折り返した。

 同校ラグビー部が全国大会に出場した際、毎回応援に駆け付けている野球部員41人も試合を見守った。野球部の藤吉壮馬主将(2年)は「全力でがんばってほしい」と話し、「がんばれ商工!」とエールを送った。

 後半も攻撃の手は緩めない。敵陣深くの密集からパスをつなぐ攻撃などで計5トライを挙げ、相手を突き放した。県大会決勝で左足の前十字靱帯(じんたい)断裂と負傷したロック石原飛来副主将(3年)も途中出場。石原副主将は「違和感なく全力でプレーできた」とフィールドを駆け回った。中盤にインゴールに迫られる防戦の時間が続いたが、好守で無失点に防いだ。ノーサイドの笛が鳴ると、応援席から「ナイスゲーム!」と次戦の活躍を期待する声が飛んだ。

攻守でチームに貢献 ナンバー8・梅村柊羽選手(3年)

 体格差で上回るFW陣の活躍で好機を演出し、終始相手を寄せ付けなかった。中でもナンバー8梅村柊羽選手(3年)は計3トライを挙げるなど、大舞台で気を吐いた。

 28点差とリードを広げた前半16分、敵陣5メートルラインでのマイボールスクラムからボールを取った梅村選手がそのまま持ち出し、インゴールに飛び込んだ。後半19分にも、5メートルラインから梅村選手がトライを挙げた。

 敵陣22メートルライン内でのスクラムでは、自らボールを取ってトライを狙うと試合前に立てた作戦通りの展開に。身長180センチ、体重83キロの体格を生かし、攻守でチームに貢献した。

 梅村選手は県大会決勝の2週間前に左ふとももを負傷。しかし大舞台では、その影響を感じさせないプレーで貢献した。試合後は「ボールをよく動かし、数的有利を生かしたプレーができた」と振り返った。井川茂雄監督は「相手のスクラムをターンオーバーするなど、FW陣が頑張った」とたたえた。

 次戦はシード校の強豪、東福岡(福岡)と対戦する。「少ない失点で抑えていく」。梅村選手は、決意を新たにした。【沼田亮】

 ▽1回戦

高松北 反7

 0 0 0 0  0 0 0 0 0  0  0

 T G P D  前 T G P D  後  計

 8 8 0 0 56 5 4 0 0 33 89

関商工 反5

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記事(提供:毎日新聞/2018/12/29 13:46)

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