第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

深谷、猛追届かず 3連続トライに歓声 /埼玉

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会など主催)は大会2日目の28日、東大阪市花園ラグビー場で1回戦があり、県勢の深谷は大分舞鶴(大分)に21-26で惜敗した。33大会連続57回目の出場となる古豪に一時は26点差をつけられたが、前半終了間際に2トライを返し、後半24分にも3本目のトライを奪って5点差まで追い上げる健闘を見せた。【洪〓香】

 後半24分、敵陣ゴール前中央ラックからロック松井瑠星選手(3年)がポスト下にトライ。ゴールも成功し、5点差に迫った。一時は26点差をつけられていた深谷の猛追に、スタンドの応援も熱を帯びる。「いけ! 集中しろ!」。次々と声援が飛んだ。

 前半は立ち上がりから大分舞鶴の攻撃を受け、4トライを決められた。16分に3本目のトライを奪われるとチームで輪になり、「敵陣でプレーする」「自陣で反則しない」などの基本に返ることを確認した。

 前半28分、NO8脇野倫太朗選手(同)が抜け出して右中間にトライを決めると徐々に本来のリズムに。後半も気迫あふれるプレーを見せたが、あと一歩及ばなかった。ノーサイドの笛が鳴り響くと、選手たちはがっくりと肩を落とした。

 山田久郎監督は「先手を取ろうと話していたが、むしろ相手に勢いをつけてしまった」と話し、前半にペースを握られた試合運びを悔やんだ。

夢舞台でトライ

 〇…前半28分、チーム初となる反撃のトライを決めた。「みんなでつかんだトライ。チームに勢いがついたのがうれしかった」。NO8脇野倫太朗選手(3年)は試合後にほほ笑んだ。昨年の県大会決勝では昌平に敗れ、花園切符を逃した。後半の終了間際に逆転トライを決めた相手選手の背中を追いかけたが、数センチ届かなかった。父の広行さん(58)は「あの悔しさが心の中に残っていたことが、今日のトライにつながったのではないか」と話す。5歳で始めた大好きなラグビー。幼い頃からの夢だった花園に初めて立った。「悔しさは残るが、一生の思い出になる最高の舞台でした」。涙で目を腫らしながら前を見据えた。

 ▽1回戦

深谷   反3

  2 2 0 0 14 1 1 0 0 7 21

  T G P D  前 T G P D 後  計

  4 3 0 0 26 0 0 0 0 0 26

大分舞鶴 反7

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記事(提供:毎日新聞/2018/12/29 15:21)

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