第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

岡谷工、接戦制す 後半、決死のタックル /長野

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)が開幕した27日、東大阪市の花園ラグビー場で1回戦に臨んだ県代表の岡谷工は和歌山工(和歌山)に先制トライを許すも13-7で逆転勝利し、初戦を突破した。30日午後3時15分開始予定の2回戦では、Bシードの天理(奈良)と対戦する。【宗岡敬介】

 前半3分に先制トライとゴールを許す厳しい立ち上がりも、選手たちは冷静だった。わずか6分後にゴール前からFWが連続攻撃を仕掛け、最後はPR小林三斗夢選手(3年)が右中間にトライを決めて2点差に詰め寄る。

 前半終了間際には、ラインアウトからモールを形成。「モールからのトライはみんなで取ったトライ」と話すペルー国籍のLOグルング・カルロス選手(1年)が逆転トライを奪い前半を折り返した。

 後半開始直後は和歌山工のアタックに苦しみ、自陣ゴール近くで守備に追われる時間が続く。それでも、CTB藤森暖生選手(3年)は「誰がどの選手を見るかしっかりと守備ができた」と決死のタックルでトライを許さない。

 一進一退の攻防に、岡谷工スタンドからは「行け行け岡谷!」と声援が響き渡る。最後は和歌山工の反則で得た10メートル中央からのペナルティーゴールをSH金田陸選手(2年)が決めて接戦を制した。

次の天理戦へ闘志 小林三斗夢選手(3年)

 前半9分、ゴール前の右ラインアウトからの連続攻撃。密集から飛び出して、反撃ののろしとなるトライを決めた。「全国の舞台でトライを決められた」と初めて花園でプレーする喜びをかみしめた。

 中学時代はハンドボール部。中学3年のころから部活の後、岡谷工ラグビー部OBの父・秀一さんに連れられ、岡谷工のグラウンドに見学に来るようになった。選手同士の接触が多いラグビーを目の当たりにし、「体がばちばちと当たる音が怖かった」という。それでも全国で戦ってみたいという思いが勝った。

 昨年の県予選決勝はベンチスタート。最後の5分に出場したが、流れを変えることはできず飯田に敗れた。悔しさは残ったが、秀一さんの「次はお前たちの代なんだから切り替えろ」という言葉を胸に、次こそ花園に行くと決意した。

 一番の自慢はその体格。入学以来、夜は2合の米を食べ、ウエートトレーニングも毎日続けた。その体重は25キロ増えて、現在は100キロに到達。「次もわずかなチャンスを逃さずトライを狙う」と強豪・天理との次戦に向け意気込んでいる。【原奈摘】

 ▽1回戦

和歌山工 反10

 1 1 0 0  7 0 0 0 0 0  7

 T G P D  前 T G P D 後  計

 2 0 0 0 10 0 0 1 0 3 13

岡谷工 反10

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記事(提供:毎日新聞/2018/12/28 10:54)

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