第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

魚津工、1勝ならず 後半に意地のトライ /富山

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビーフットボール協会、全国高体連など主催)は27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕した。3大会ぶり3回目の出場となった魚津工は、鹿児島実(鹿児島)と1回戦で対戦し、14-45で敗れた。最後まで諦めず力を振り絞った選手たちに、スタンドから声援と温かい拍手が送られた。【加藤佑輔】

 前半はトライを奪えない苦しい展開だったが、後半に意地を見せた。

 ハーフタイム中、SO高瀬遊介主将(3年)は「絶対に諦めるな。前向きに攻めよう」と仲間に呼びかけた。「行け、行け、魚津」。スタンドの声援も、後半に入り、一層力を増す。ひときわ大きな声援を送っていた高瀬主将の母周子さん(46)は「この3年間、たびたびけがに悩まされたが、ようやく万全の状態になって花園に臨めた。とにかく思いっきりプレーしてほしい」と見守った。

 母の声援に応えるように、後半16分、巧みなパスワークで渡ってきたボールを高瀬主将がトライ。スタンドは大歓声に包まれた。

 後半26分には、NO8河尻龍世選手(3年)がトライを奪った。左CTB中山樹選手(3年)も、この日2本目のトライ後のゴールを決め、最後まで食らいついた。

 ノーサイドとなり、中山選手の父治樹さん(51)は「3年間の集大成を見せてくれた。結果よりも、力を出し切ったことを誇りに思う」と感無量の様子だった。

魚津工 反5

 0 0 0 0  0 2 2 0 0 14 14

 T G P D  前 T G P D  後  計

 5 4 0 0 33 2 1 0 0 12 45

鹿児島実 反5

開会式 堂々行進、県勢初の受賞 フィールドドリーム賞

 試合に先立ち、花園ラグビー場メインスタンドで開会式が行われ、3年ぶり3回目出場の魚津工は、グリーンのジャージー姿で堂々と入場。県勢として初めて、明るく元気に行進したチームに贈られる「フィールドドリーム賞」を受賞した。

 代表旗を掲げて入場した高瀬主将は「ミーティングで、緊張しないよう大きな声を出して行進しようとメンバーに呼びかけたので、受賞できてうれしかった。初めての花園の舞台は大きく、いい経験になった」と感激していた。通算9回目の花園となる山田浩史監督(54)は「賞をもらってびっくりだった。きれいにリニューアルしたフィールドでプレーできて幸せです」と話していた。【青山郁子】

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記事(提供:毎日新聞/2018/12/28 13:56)

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