第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

山形中央、初戦の壁厚く 県勢3大会ぶりトライ /山形

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会など主催)は27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕し、2大会ぶり25回目出場の山形中央は1回戦で新田(愛媛)に19-80で敗れた。第84回大会以来の初戦突破はかなわなかったものの、最後まで逆転を信じ攻め続けた選手たちに、スタンドから惜しみない拍手が送られた。【川崎健】

 全国の51代表校で最も少ない登録16人で挑んだ山形中央。大舞台で県勢14大会ぶりの初戦突破を目指したが、平均体重で約10キロ上回る相手FW陣に押し込まれ、自陣でのプレーを強いられる厳しい時間が続いた。

 前半1分に自陣22メートルラインのラックから展開され先制のトライを許すなど、序盤に0-14とリードされた。だが同7分、敵陣22メートルラインのラックでこぼれたボールをNO8中川肇選手(3年)が拾い、「思いきり走ってトライを決めてやろうと思った」と、そのまま左中間へトライ。県勢として3大会ぶりに花園でのトライを奪うと、取られても取り返す攻めの姿勢を見せる。FB鈴木梓太選手(1年)、CTB堀智貴選手(3年)もトライを決めて19-35で折り返し、逆転に望みをつないだ。

 だが後半に入ると、相手の早い展開と正確なパスワークに翻弄(ほんろう)され、徐々に点差を広げられた。一矢報いようと最後まで懸命に戦う選手たちに、観客席の保護者やOBから「まだまだこれからだぞ」などと声援が送られた。しかし最後まで反撃の糸口をつかめず、無情にもノーサイドの笛。試合後、選手たちはロッカールームで泣き崩れ、悔しさをあらわにした。

痛みこらえ出場

 ○…開幕前の22日に滋賀学園(滋賀)と行った練習試合で左膝を負傷したCTB堀智貴選手(3年)が、アクシデントを乗り越えてトライを決めた。

 全力疾走ができずプレーに影響が出るほどだったが、堀選手は「最後までチーム全員で戦い抜きたかった」と佐藤大志監督に出場を直訴。痛み止めを飲んでフル出場し、前半26分にチーム三つ目のトライを決めた。試合後、「最後に花園のグラウンドに立てて良かった」と笑顔を見せた。

 ▽1回戦

山形中央 反3

  3 2 0 0 19 0 0 0 0  0 19

  T G P D  前 T G P D  後  計

  5 5 0 0 35 7 5 0 0 45 80

新田 反5

全国大会の最近20大会の県勢戦績◇

 大会  県代表      スコア   相手

79回 山形中央 1回戦 15○12 大津(山口)

         2回戦  0●57 東筑(福岡)

80回 山形中央 1回戦 21●24 熊本西(熊本)

81回 山形中央 1回戦  5○ 3 江の川(島根)

         2回戦  5●24 日川(山梨)

82回 山形中央 1回戦 19●24 萩工(山口)

83回 山形中央 1回戦 27○ 5 脇町(徳島)

         2回戦 17●98 東福岡(福岡)

84回 山形中央 1回戦 79○ 0 高松北(香川)

         2回戦  7●44 京都成章(京都)

85回 山形中央 1回戦 10●14 新田(愛媛)

86回 山形中央 1回戦  5●50 名護(沖縄)

87回 山形中央 1回戦 10●14 若狭(福井)

88回 山形中央 1回戦 14●21 関西(岡山)

89回 山形中央 1回戦 17●19 名護(沖縄)

90回 山形中央 1回戦 26●27 若狭(福井)

91回 山形中央 1回戦 17●35 高知中央(高知)

92回 山形中央 1回戦  0●45 若狭東(福井)

93回 山形中央 1回戦  0●80 九州学院(熊本)

94回 山形中央 1回戦  0●63 コザ(沖縄)

95回 山形南  1回戦  7●90 天理(奈良)

96回 山形中央 1回戦  0●46 松山聖陵(愛媛)

97回 山形南  1回戦  0●66 若狭東(福井)

98回 山形中央 1回戦 19●80 新田(愛媛)

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記事(提供:毎日新聞/2018/12/28 11:30)

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