第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

尾道/上 「伝統」体現、チームけん引 /広島

 東大阪市花園ラグビー場で27日に開幕する第98回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビーフットボール協会、全国高体連など主催)。尾道は、県代表として12大会連続13回目の花園に臨む。初戦は28日、相手は東京第2地区代表の本郷。「尾道らしいプレーで日本一を」と意気込むチームの軌跡や選手の表情を、2回にわたり紹介する。【李英浩】

 「ただ長時間やっても意味がない。今日は1時間で終わりです」

 花園に照準を合わせた12月中旬、尾道市向島町のグラウンド。キックの練習に励む選手たちを見つめながら、梅本勝監督(55)は話した。普段から放課後の全体練習は週4日のみ。大会まで3週間を切ったこの日は、けがのリスクや体調を考慮し、通常より更に短時間で切り上げた。

 練習時間を絞り込むのは「文武両道」の徹底のため。選手の多くが受験勉強との両立を図る。短時間の練習で最大の効果を上げるには選手自らが考え行動する自主性が求められる、と考える梅本監督は9月、陣内(じんのうち)源斗(みなと)選手(3年)をけん引役に指名した。積極的なプレーや努力を惜しまない性格を見込んだ。

 部内で「裏キャプテン」とも呼ばれる陣内選手の使命は、高校日本代表候補に選ばれ不在がちな高武(こうたけ)俊輔主将(3年)に代わりチームをまとめること。「高武が技術でチームを引っ張るとしたら、自分はラグビーに取り組む姿勢を見せる」。練習でも試合でも部員の手本となろうと誓った。練習では、セットプレーの精度を高めるため、スクラムやラインアウトに特化したメニューを梅本監督に提案。試合ではフランカーを務め、160センチ75キロながら体格差のある相手にも果敢にタックルを仕掛け、県予選の出場2試合で計4トライを挙げて優勝に貢献した。

 「どんな相手だろうと体を当てに行く、チームの最前線を走る存在」と高武主将の信頼も厚い陣内選手。「尾道らしい、どんどん当たっていくラグビーを見せたい」。尾道伝統のプレースタイルを体現し、花園の舞台でも先頭に立つと誓っている。

登録予想メンバー

  1  藤原能  (2)165  89

  2  今井虎太郎(3)174  90

  3  中川亮  (3)171 100

  4  西尾鴻志 (3)180  87

  5  南野亨太 (3)181  84

  6  陣内源斗 (3)160  75

  7  梁川賢吉 (2)185  85

  8  石堂泰基 (3)175  91

  9  新和田錬 (3)171  73

 10  澤田壮太郎(1)167  70

 11  金岡蒼太 (3)158  63

 12  奥城開晴 (3)174  82

 13  石田龍吾 (3)172  80

 14  高野海大 (3)175  78

<15> 高武俊輔 (3)180  85

 16  舩越海渡 (2)163  90

 17  迫尚征  (3)164  82

 18  吉本滋起 (3)165 100

 19  中山湧司 (2)167  87

 20  藤井幸翼 (1)180  84

 21  藤原大志 (2)170  72

 22  森元一気 (1)167  73

 23  松尾海成 (3)174  82

 24  赤迫実樹 (2)165  60

 25  村田佳翼 (1)173  76

 26  梁井大希 (2)171  82

 27  阪口泰世 (2)166  74

 28  石丸源  (1)172  80

 29  粟井大智 (2)163  63

 30  内田慶悟 (2)170  76

 ※左から背番号(<>数字は主将)、氏名、学年、身長(センチ)、体重(キロ)

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記事(提供:毎日新聞/2018/12/26 15:12)

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