第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

出場校紹介/中 大阪朝鮮 復活目指し一体感 縦の突破力に優れる /大阪

 12月上旬、雨が降りしきる中を大阪朝鮮(東大阪市)のグラウンドで選手たちがパス練習に励んでいた。ラグビーは雨天でも試合があるため、ぬれたボールやグラウンドの感触に慣れておくのが目的だ。

 チームスローガンは「復活」。1972年創部で、花園最高位4強の強豪だが、ここ3大会は全国から遠ざかっていた。「今年こそチームの名を再びとどろかせよう」と思いを一つに練習に臨んだ。

 新チーム発足から間もない今年の1月4日から8日、初めて校内で合宿を行った。「花園に出場しているチームは正月も動きっぱなし。自分たちも休まずにできることをしよう」。権晶秀監督(37)の提案だった。

 日中はグラウンドで練習。食事の準備は保護者に手伝ってもらった。風呂は学校近くの銭湯に行き、夜は教室で寝た。全国大会の準決勝、決勝の日は花園まで徒歩で向かって観戦した。李承信主将(3年)は「それまであまり話したことがない部員とも寝食をともにし、どんな人柄か知ることができた。チームの一体感が圧倒的に高まった」と語った。

 FW陣は、体重120キロの李優河選手(3年)や115キロの崔暢賢選手(3年)が安定したスクラムの強さを発揮する。バックスでは、李主将や李優賢選手(3年)が縦の突破力に優れ、パスやキックの技術も高い。

 府予選決勝では38-12で同志社香里(寝屋川市)を降し、4大会ぶりに花園の切符を手にした。権監督は「近年の中では体も大きく、セットプレーも安定している。ただ、モールからのトライが多かったので、もっと得点のバリエーションを増やさなければ」と気を引き締めている。チームは28日、日川(山梨)と対戦する。【加藤佑輔】

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記事(提供:毎日新聞/2018/12/26 14:11)

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