第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

聖光、速いテンポ意識 28日、徳島・城東と1回戦 /福島

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)が27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕する。県代表として初出場する聖光学院は、大会第2日の28日午後2時からの1回戦で城東(徳島)と対戦する。相手は2年連続12回目の出場を誇る花園常連校で、聖光学院と同じ展開ラグビーを得意とする。初戦突破に向け、対策を積んできたチームの士気は高まっている。

 佐藤忠洋監督の分析によると、城東の体格とスピードは聖光学院と互角だ。相手の特徴はキックを使って陣地を広げるプレーで「相手が蹴ったボールを維持して連続攻撃につなげたい」と好機をうかがう。突破力のあるロックの菅野正毅選手(3年)やフッカーの青柳魁(すぐる)選手(同)ら安定感のあるFW陣を中心に敵陣に攻め込み、スピードのある阿部航太選手(同)と長谷川諒選手(同)の両フランカーが外側から走り抜け、得点につなげたい。

 県大会優勝後、チームは技術と精神の両面で課題にぶつかった。11月末に岩手県北上市で行われた、東北6県と北海道の全国大会出場予定チームによる練習試合。県内の比較的遅いテンポのラグビーに慣れていた聖光学院は、相手のスピードについていくことができなかった。チームの雰囲気も緩んでいた。菅野選手は「優勝したことに満足する空気があった」と振り返る。月に1度、指導を受けるラグビートップリーグ・三菱重工相模原のコーチからも一喝された。「このままじゃだめ。花園に行くなら1勝しなきゃ」

 以後、チームは練習の段階から、全国レベルの速いテンポでのプレーを意識してきた。倒れてもすぐに起き上がる練習や、すぐにボールを出す練習を積んだ成果は、今月15日の遠征で出た。昨年度の全国大会で8強入りし、ラグビー高校日本代表選手も擁する強豪・国学院久我山(東京)の新チームと対戦。守備の際のポジショニングやタックルの精度に課題を残したが、相手の速いテンポにも対応し、攻撃時に数的優位を作る場面もあった。

 「去年は県内でも強い相手だと勝てなくても仕方ない雰囲気だったが、今は花園での1勝を見据えられるようになった。チームの団結力が高まっている」と藤田優希弥主将(3年)は落ち着いた表情で話す。初の大舞台へ、準備は万全だ。【寺町六花】

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記事(提供:毎日新聞/2018/12/26 12:26)

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