第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

出場校紹介/上 大阪桐蔭 準備したもの発揮 戦術的なプレー得意 /大阪

 「時には指示を待たず、自分で動きを判断しろ。ボールを取られたら終わりだぞ」。12月中旬、冷え込みの厳しい生駒山中の大阪桐蔭(大東市)のグラウンドで、選手たちの威勢の良い声が響いた。

 前回の花園の決勝では、東海大大阪仰星(枚方市)に20-27で惜敗。今春の全国高校選抜ラグビー大会決勝では、桐蔭学園(神奈川)に26-46で敗れるなど、頂点まであと一歩の大会が続いている。

 「課題があるということは、伸びしろがあるということ。前向きに頑張ろう」。決勝後のミーティングで、松山千大主将(3年)が選手たちに伝えた。前回の花園は、あご骨折の大けがを乗り越え、右センターで出場。決勝では涙をのんだ。全国を制する難しさを知るからこそ、力強い言葉で仲間を鼓舞した。

 選抜の決勝で露呈したのは、密集でボールを奪い合う「ブレイクダウン」の力の差。相手より激しく接触し、素早くボールを奪うこと。試合で得た教訓を一人一人が意識して練習に取り組んだ。

 その成果もあり、府予選では、ブレイクダウンでプレッシャーを掛けてボール支配率を高め、危なげなく勝ち上がった。松山主将も「自分たちのやりたいラグビーができた予選だった」と振り返る。

 FW陣は重量級の選手がそろう。いずれも体重110キロの村木亮介選手(3年)や江良颯選手(2年)は接触プレーに強い。バックスは、高本幹也選手(3年)を中心に防御の裏を突くキックなど戦術的なプレーが得意。

 チームは30日に土佐塾(高知)-青森北(青森)の勝者と対戦する。綾部正史監督(43)は「目標は日本一。試合では、準備してきたものをしっかり発揮したい」と意気込んでいる。【加藤佑輔】

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 東大阪市花園ラグビー場で27日に開幕する第98回全国高校ラグビーフットボール大会に出場する大阪桐蔭、大阪朝鮮、常翔学園の3校を紹介する。

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記事(提供:毎日新聞/2018/12/25 12:41)

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