第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

県予選・準決勝 決勝は深谷VS昌平 17日 /埼玉

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会県予選(県教委など主催、毎日新聞社など後援)の準決勝が10日、熊谷市の県営熊谷ラグビー場で行われた。第1試合で深谷は25-12で浦和を降し、第2試合では昌平が43-19で立教新座に勝利し、決勝進出を決めた。昨年と同じ対戦カードとなる決勝は同ラグビー場で17日午後0時35分にキックオフ。

 深谷は前半、スピード感のある攻撃で4トライを決め、試合の流れをつくった。後半は浦和に2トライを奪われて流れが傾きかけたが26分、WTB金川が自陣22メートルライン付近から相手をかわして独走。トライを決めて突き放した。浦和は後半2分、モールを押し込んで密集からHO永盛がトライするなど粘りを見せたが及ばなかった。

 大会2連覇を目指す昌平は小柄ながらも、タフな選手らが相手ディフェンスを押し切り、勝利を手にした。前半、22分にLO石毛がゴール前の密集から抜け出してトライするなど、4トライをあげてリードを広げた。ディフェンスでは相手の主力選手に的を絞ってタックルを仕掛け、攻撃の芽を摘んだ。立教新座は後半序盤、相手の立ち上がりにつけ込んで2トライを決めたが、前半に攻めきれなかったことが響いた。【中川友希、橋本政明】

仲間の声援に奮起 浦和SO 矢島健吾主将(3年)

 「チームをまとめるのが苦手」と打ち明けたキャプテン。これまでチーム内ではプレースタイルなどを巡って衝突を繰り返した。県予選が始まっていた10月に入り、チームはやっと「花園出場」に向けてまとまりを見せ始めたばかりだ。

 決勝進出をかけた試合に「気持ちが入った」と臨んだこの試合では得意ではないタックルを果敢に仕掛けた。だが、逆に序盤から相手チームの攻撃に押され、前半で4トライを奪われた。

 厳しい展開を強いられ、気持ちが切れてしまう寸前で聞こえてきたのが浦和のベンチからの声援だった。「行けよ」「(気持ちを)切らすな」「矢島頑張れ」。衝突を繰り返してまとまりきれなかったはずの仲間が、目に涙をため、ベンチから叫ぶ姿に気持ちが熱くなった。

 後半20分ごろ、ハーフウエーライン付近でキックで上がったボールを取ろうとした相手のNO8の隙(すき)を見抜いてタックルし、ボールを奪い取った。逆転を願う仲間の大歓声が響いた。

 花園出場には及ばなかったが試合後、「もう一度ディフェンスを見直してほしい」と後輩に果たせなかった思いを託した。【中川友希】

 ▽準決勝

浦和 反3

 0 0 0 0  0 2 1 0 0 12 12

 T G P D  前 T G P D  後  計

 4 0 0 0 20 1 0 0 0  5 25

深谷 反4

立教新座 反5

 0 0 0 0  0 3 2 0 0 19 19

 4 3 0 0 26 3 1 0 0 17 43

昌平 反9

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記事(提供:毎日新聞/2018/11/11 12:00)

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