第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

県大会 決勝は聖光VS学福 /福島

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会県大会(県ラグビーフットボール協会、毎日新聞社など主催)は3日、いわき市のいわきグリーンフィールドで準決勝2試合が行われた。第1シードの聖光学院は平工の堅い守りに阻まれながらも、17-3で粘り勝ち。第2シードの学法福島は得意のモールで相手の攻撃を抑え、磐城を38-14で降した。聖光学院は初めて、学法福島は4年ぶりの決勝進出を果たした。決勝は10日午後0時半から、いわきグリーンフィールドでキックオフ。勝者は12月27日に東大阪市の花園ラグビー場で開幕する全国大会への出場権を得る。【寺町六花】

聖光粘りが奏功

 <いわきグリーンフィールド>

 ▽準決勝

平工 反3

 0 0 1 0 3 0 0 0 0  0  3

 T G P D 前 T G P D  後  計

 1 0 0 0 5 2 1 0 0 12 17

聖光学院 反4

 聖光学院は前半11分、敵陣ゴール前15メートル付近でのラックから持ち出した球をSO佐久間がトライし先制。その後は主力のCTB鴫原智を負傷で欠き、平工の堅守に苦しんだが、ゴールライン際で粘り強く攻め得点を重ねた。

学福逆転し支配

磐城 反7

 1 1 0 0  7 1 1 0 0  7 14

 T G P D  前 T G P D  後  計

 2 1 0 0 12 4 3 0 0 26 38

学法福島 反3

 学法福島は2点を追う前半34分、敵陣ゴール直前のラックからモールを作り、SH七島のトライで逆転。その後もモールでボールを支配した。磐城は後半31分、相手のこぼれ球からCTB瀬谷がトライしたが及ばなかった。

FWの絆深め強力モール 学福ロック・中野康生選手(3年)

 学法福島のプレーの伝統、モールの中心でかじを取るキーパーソンだ。味方と相手の双方から押されながら的確な指示を出し、密集を進める方向を判断する。パスやキック、走力で攻める華やかさはないが、「FWの絆を深め、力を一つにするモールの方が自分に合っている」と胸を張る。

 田中瑞己監督がモールをチームのスタイルにしたのは10年ほど前。「うちは器用でない選手の集まり。トライに時間がかかっても、個の力ではなく集団で勝負する」。この日も監督の期待通り、モールを駆使してボールを支配し続けた。

 モールの司令塔を任されるようになったのは2年生の中ごろ。最初は味方の力を相手にうまく伝えられず、自分のことで頭がいっぱいだった。だが日々の練習でも、疲れ切っている最後の1時間にモールの練習をして自信をつけた。食事の量も増やし、体重は入学時より20キロ以上増。「体力がつき、視野を広げる余裕ができた」という。

 決勝で戦う聖光学院には、9月末の県北地区大会で0-42と完敗し、苦手意識はある。それでも「自分たちの形を出す。相手をぶっ倒して花園へ行きたい」。鍛え上げたモールを武器に、4年ぶりの頂点を狙う。【寺町六花】

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記事(提供:毎日新聞/2018/11/4 11:58)

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