第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

県大会 朝明VS四日市工 来月4日、「花園」懸け決勝 /三重

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会県大会(県高体連など主催、毎日新聞社など後援)は28日、鈴鹿市御薗町の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で準決勝2試合があり、朝明が7年連続、四日市工が2年連続の決勝進出を決めた。

 朝明は14トライの猛攻で稲生に80-3で圧勝。四日市工は木本に先制を許したものの、後半の連続トライなどで17-10で競り勝った。花園切符を懸けた決勝は、11月4日午後1時15分から三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で行われる。【森田采花】

 ▽準決勝

朝明   80 34-3  3 稲生

        46-0

四日市工 17  7-5 10 木本

        10-5

「決勝」後輩に託し

 ○…稲生のスクラムハーフ山田翔也主将(3年)は目を真っ赤にした。7連覇を狙う朝明からペナルティーゴールで3点を奪うのが精いっぱいで、「本当はトライしたかった」と悔しさをにじませた。あふれる涙をこらえながら「100点を取られることは覚悟していた。それをチーム全員で80点に抑えられた」とも。2009年の創部以来、決勝の舞台に立ったことは、まだない。「着実に力を付けているチーム。来年こそ決勝で戦えるよう後輩に任せる」と最後は晴れやかな顔でグラウンドを去った。

「努力の虫」がトライ PR藪内海登選手・木本3年

 後半30分、試合終了直前にパスが回ってきた。タックルを仕掛ける四日市工の選手たちをすり抜け、左隅にトライ。「自分でも決まったのかどうか分からないほど一瞬のことだった」。10-17となり、流れが変わることを願ったが、あと一歩及ばず、涙をのんだ。

 熊野市出身。中学3年間は軟式テニスに熱中したが、「木本はラグビーが強い。先輩に誘われたこともあって強いチームでプレーしてみたいと思った」と入部を決めた。だが、「体の使い方も、体力の減り方も軟式テニスとは何もかも違った」と戸惑ったという。

 「辞めようか何度も迷った」。ラグビーは向いていないと仲間に打ち明けたこともあった。それでも喜田裕彰監督や仲間に励まされ、少しずつ筋トレに力を入れるようになった。毎日、暇を見つけてはベンチプレスを持ち上げ、腕の力を鍛えた。喜田監督も「初めは走らせても一番遅かった。でも誰よりも努力をした」とたたえる。

 ラグビーは高校で終えるつもりだ。「この悔しさを忘れず、次こそ四日市工を倒すチームになってほしい」と花園への夢を後輩たちに託した。【森田采花】

〔三重版〕

記事(提供:毎日新聞/2018/10/29 12:04)

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