第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

県大会/上 ライバル対決、準備整う 関商工、15人一体で広く展開/岐阜工、要所で正確なキック /岐阜

 全国高校ラグビーフットボール大会への出場は第39回大会(1959年度)以降、関商工37回、岐阜工18回と、ライバル2校が分け合ってきた。昨年11月、花園へ勝ち進んだのは岐阜工。決勝で7連覇を阻まれた関商工は悔しさをかみしめた。

 関商工にとり、転換点は選抜大会だった。1月に県高校新人大会決勝で岐阜工を22-13で破り、東海高校選抜大会も準優勝し、3月に県勢として初めて全国選抜大会に出た。その予選リーグでも全国の強豪相手に2勝1敗と好成績を収めた。

 井川茂雄監督は「『自分たちはやれる』という思いでチームをスタートできた」と語る。山田楓真主将(3年)も「岐阜工も出ていない選抜に出られた」と胸を張る。

 6月の県高校総体決勝でも岐阜工に24-12で勝利した。

 そろった選手の特徴により毎年のチーム作りは変わる。FW陣の総体重は昨年より7~8キロ減ったが、走力でカバーする。SOの山田主将を中心に試合を組み立て、15人が一体となりフィールドを広く使う「展開ラグビー」が特徴だ。守備も安定。タックルが良くてCTBからコンバートされた後藤匡揮選手(同)や山口大伍選手(同)の両フランカーらが前陣でチームを引っ張る。守備に定評のあるWTB上野颯汰選手(1年)の存在も欠かせない。

 山田主将は「花園で正月を迎えたい。自信はある」という。3回戦まで勝ち上がるとの宣言だ。

 迎え撃つ岐阜工。県高校新人大会と県高校総体で関商工に敗れたが、徳重正監督は「内容は五分五分だった」と意に介さない。一方で、プレーや生活の基本から見直し、一人一人のレベルアップを図ってきたという。

 「ボールを動かし、見ている人が楽しいラグビー」を掲げる。昨季も活躍したSO戸野部謙選手(3年)らが中核として残っているのが強みだ。戸野部選手は昨年の県大会決勝で、先制のPGやドロップゴール、試合終了直前にもPGと、要所で正確なキックを見せた。今季もキックでエリアを確保する展開が想定される。

 体が強く、あらゆる場面に対応できる日比野大穂主将(同)や、仲間へのカバーが速く、ボールを持って切り込める氏家恭兵選手(同)も昨季からの主力だ。

 北海道での夏合宿で選手たちが決めた合言葉は「Revolution」。革命だ。全国大会で過去最高のベスト8を上回るという意味が込められている。日比野主将は「県大会は通過点。ベスト4を狙う」と意気込む。

 2人の主将の抱負は、県大会で互いの成績を上回ることが前提だ。決勝で激突する準備も、整った。

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 第98回全国高校ラグビーフットボール大会県大会(県高体連主催、毎日新聞社など後援)が28日に開幕する。2回に分け、大会の見どころを紹介する。次回(27日掲載予定)は「合同チーム」を取り上げる。【沼田亮】

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記事(提供:毎日新聞/2018/10/25 12:01)

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