第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

県予選 仙台育英がV23 仙台三零封し花園へ /宮城

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会など主催)の県予選決勝は21日、仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台で行われ、総合力で勝る仙台育英が仙台三を59-0で零封。23年連続25回目の花園出場を決めた。仙台育英は12月27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。

 仙台育英が攻守とも安定したプレーで仙台三を終始圧倒した。開始4分、PR今野柔選手(3年)が先制点を決めると、前半14分には自陣22メートル右中間付近でこぼれたボールを拾ったFB土方直哉主将(3年)が70メートルを独走しトライした。

 後半も危なげないプレーで着実に加点した。後半18分には、敵陣ゴール前5メートル左中間でラックを連取し、今野選手が3回目となるトライを奪取。フォワード陣の得点力も印象づけた。

 23連覇への期待に零封という結果で応えた。新人が大量入部した今年のチームの司令塔・SOには、1年生の青沼駿昌選手が抜てきされた。後半3分のトライを決めるなど得点にも果敢に絡んだルーキーは「重圧はあったが何とか形にできた。花園ではこのチームで少しでも長くプレーしたい」と大舞台を見据えた。

 5年ぶりの決勝進出で優勝を狙った仙台三は終盤、再三相手陣に攻め入ったが、ミスや相手の堅守でトライを阻まれた。【遠藤大志】

 ▽決勝

仙台育英 反11

  5 4 0 0 33 4 3 0 0 26 59

  T G P D  前 T G P D  後  計

  0 0 0 0  0 0 0 0 0  0  0

仙台三 反6

 (仙台育英は23年連続25回目)

好機、絶対逃さない 仙台育英・土方直哉主将(3年)

 前半14分、チャンスが来た。こぼれ球を拾い、相手のタックルをたくみにかわすとそのまま約70メートルを駆け抜けトライを決めた。「楽しくて、うれしくて」。独走中は笑みもこぼれた。

 昨年はWTBとして全国大会に出場。主将に抜てきされた今年からは最後尾のFBに転向した。「チームの動き全体を見るポジション。チャンスがあれば絶対に逃さない」。そんな意識で練習に励んできた。

 全国大会の常連であっても、甘えを見せれば足をすくわれる。「思い切ってやれ」「爆発しようぜ」。決勝のキックオフへ向け、ロッカールームの場面から互いに声を掛け合い士気を高めた。

 花園ラグビー場がある大阪府の東大阪市出身。幼いころからラグビーに親しんできた。仙台育英の選手・スタッフは全国大会期間中は必ず、父が経営する市内のホテルを利用していた。幼い頃から選手や監督と触れ合ってきたため、仙台育英でプレーするのは自然な流れだった。

 バックス主体の展開ラグビーを軸に今年の目標はベスト8に定める。「全国レベルの相手になんとしても勝ちたい」。華麗な足運びと統率力を武器に念願の上位進出を狙う。【遠藤大志】

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記事(提供:毎日新聞/2018/10/22 11:21)

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