第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

県大会準決勝 宮古4年ぶり決勝 黒沢尻工、104得点大勝 /岩手

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会県大会(県ラグビーフットボール協会、毎日新聞社など主催)は13日、盛岡市のいわぎんスタジアムで準決勝2試合があった。4連覇を狙う黒沢尻工は昨年準優勝の盛岡工に104-5で大勝。宮古は黒沢尻北に19-14で逆転勝ちし、4年ぶりの決勝進出を決めた。

 決勝は28日、同スタジアムで行う。優勝校は、12月27日から東大阪市花園ラグビー場で開かれる全国大会に出場する。【小鍜冶孝志】

盛岡工、後続かず

 黒沢尻工が危なげない試合運びを見せ、16トライの猛攻で104得点を挙げ快勝した。前半10分、SO土橋が中央に先制トライを決めるなど前半で31得点。後半はバックス陣を中心に盛岡工の守りを寄せ付けず、11トライで突き放した。盛岡工は前半16分、FW佐々木大がチーム唯一のトライを挙げたが、後が続かなかった。

黒沢尻北、及ばず

 宮古が後半逆転に成功し、息詰まる接戦を制した。後半3分、TB阿部のチーム初トライで2点差に迫ると、同16分にFW箱石が逆転トライ。SO上川原が3本中2本のゴールキックを冷静に決め、勝利に貢献した。黒沢尻北は試合終了間際、TB山田のトライで意地をみせたが、ラインアウトのミスも目立ち、及ばなかった。

盛岡工 反3

 1 0 0 0  5  0 0 0 0  0   5

 T G P D  前  T G P D  後   計

 5 3 0 0 31 11 9 0 0 73 104

黒沢尻工 反3

黒沢尻北 反4

 1 1 0 0 7 1 1 0 0  7 14

 T G P D 前 T G P D  後  計

 0 0 0 0 0 3 2 0 0 19 19

宮古 反5

先輩に最後まで励まされ 佐々木大輝選手・盛岡工FW(2年)

 前半16分、ゴールライン約5メートル手前の好機。チームはモールでなく、コンタクトプレーを選択した。「自分が当たって絶対に決める」。素早くボールをつかむと、ラインに向け一直線。トライを決めた瞬間、先輩らに頭をなでられ、歓喜の輪が広がった。

 スクラムの最前列を担う左プロップ。身長は登録メンバーで最も低い162センチだが、当たり負けしない体づくりに励んできた。ベンチプレスは入学時の60キロから90キロに。体重も100キロの大台に乗せ、今大会に臨んだ。

 1年秋の新人戦から試合に出場。ミスを重ねても、3年生の「大輝、大丈夫。自分を信じろ」などの励ましに奮い立たされてきた。ノーサイドの笛が鳴り響くと、泣き崩れ、起き上がれなかった。

 試合終了後のミーティング。小原義巧監督から、新チームの主将に指名された。「3年生を花園に連れて行きたかった。来年は自分たちが絶対に花園へ」。涙をぬぐい、前を見据えた。【小鍜冶孝志】

関連記事
記事(提供:毎日新聞/2018/10/14 11:04)

毎日新聞

Copyright (C) 2017 毎日新聞社 記事の無断転載を禁じます。

地区大会トピックス

毎日新聞