第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

札幌山の手、花園切符一番乗り 南北海道

北北海道は39年ぶり旭川龍谷

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会南・北北海道予選会の決勝戦が24日、遠軽町えんがる球技場であり、南北海道は札幌山の手が函館ラサールを50-14で破って2年ぶり17回目の優勝を果たした。今年の花園出場を決めたのは札幌山の手が初めて。続く北北海道は旭川龍谷が北見北斗に13-7で競り勝ち、39年ぶり3回目の花園進出となった。

 札幌山の手と旭川龍谷は、12月27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。【土谷純一】

北北海道

 ▽決勝

北見北斗 反7

1 1 0 0 7 /0 0 0 0 0 /7

T G P D 前/T G P D 後 /計

0 0 0 0 0 /2 0 1 0 13 /13

旭川龍谷 反5

 オープンサイドに展開して好機をうかがう旭川龍谷と堅く守る北見北斗による攻防はロースコアの接戦となり、後半勢いに乗った旭川龍谷が逆転勝ちした。旭川龍谷は後半2分、一気に敵陣ゴール前に攻め込み、スクラムからNo8鈴木がトライ。同18分には速いパス回しで左に展開して鈴木が逆転のトライを決め、同22分にはペナルティーゴールで点差を広げた。北見北斗は前半19分、相手ゴール前のラックから右PR橋本が飛び込んで先制トライ。その後もFW陣を中心に攻め続けたが、及ばなかった。

気迫の2トライ

 旭川龍谷は副主将の鈴木(3年)が花園切符を引き寄せる2トライを決めた。この大会はリザーブでのスタートだったが、準決勝からNo8に復帰。「プレーが楽しかった」と勝利への貢献を喜んだ。昨年の準決勝で右肩を脱臼して12月に手術し、まだ完全復活とはいえない状態。それでも「フィジカルが強い全国大会でも、走り負けない自信がある」と語り、熱くなりやすい性格を封印してチームをけん引する。

南北海道

函館ラサール 反6

 1 1 0 0  7 1 1 0 0  7 14

 T G P D  前 T G P D  後  計

 5 3 0 0 31 3 2 0 0 19 50

札幌山の手 反4

 札幌山の手がFW陣の地力と積極的なタックルで函館ラサールに圧力をかけ続け、昨年の雪辱を果たした。札幌山の手は前半5分、敵陣10メートル右側のスクラムから左につなぎ、右WTB高橋が左隅に先制トライ。その後もキックやNo8ベアの突破力を生かした攻撃でトライを重ねた。函館ラサールは前半11分、敵陣ゴール前のラックから右PR山田がサイドを突いてトライ。後半11分にも左FL大見が右中間にトライしたが、持ち味である展開を札幌山の手の出足のいいFWに止められ、追い上げることができなかった。

後輩たちに「学んで」 函館ラサール・外崎虎之介主将(3年)

 「当たりが弱い」。試合が始まってすぐ、チームの様子がいつもと違うことに気付いた。低く気迫のこもったタックルは、素早い展開と共にラサールラグビーの柱。この4年交互に花園に出場しているライバル・札幌山の手を倒すため、徹底的に練習してきた。

 だが昨年の悔しさを胸に突進してくる相手の重量FWに萎縮したのか、思い切りの良さが出せない。逆にプレッシャーをかけられてミスが相次ぐ。脳裏に浮かんだのは昨年12月27日、花園での試合。鹿児島実を相手に前半途中までは互角の展開だったが、ミスから流れが変わり相手に主導権を握られてみるみる点差が開いていった。「来年この舞台で借りを返す」と強く誓ったが、そこにたどりつくことはできなかった。

 初の花園連続出場を果たせず、今度は自分たちが挑戦者となる。「後輩たちには、今日の試合から学んでほしい。何も言わなくても、わかっているはず」。グラウンドを見つめ、唇をかみ締めた。【土谷純一】

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記事(提供:毎日新聞/2018/9/24 12:56)

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