第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

南北道大会 中標津が逃げ切る 函館ラサールは快勝 /北海道

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)への出場を懸けた第71回道高校ラグビー南北選手権大会は21日、遠軽町えんがる球技場で1回戦8試合があった。北大会は昨年優勝した中標津が湧別・美幌、富良野は遠軽の追い上げをかわした。南大会は昨年の覇者・函館ラサールと、2年ぶりの花園出場を目指す札幌山の手が攻撃力の高さをみせ、快勝した。22日は南北の準決勝4試合が行われる。【土谷純一】

逆転勝ちにも反省

 ○…開始4分に先制トライを許した立命館慶祥。前半で逆転したが、終始、試合のペースをつかめなかった。梅本主将(3年)は「後半の立ち上がりにもトライを奪われてしまった。気の緩みがあった」と修正点を口にした。次戦の札幌山の手は今年5戦し、負け続けており「気合を入れ直す。最後に勝って、花園に出場したい」(梅本主将)と意気込んだ。

団結で3トライ

 ○…湧別・美幌の藤原主将(3年)は、果敢にタックルを仕掛けた。チームは3トライを挙げたが、反則も多く、最後まで試合の流れをつかむことができなかった。合同チームとして初の全道舞台。両校での練習は10回程度だったが、藤原主将は「団結できた。目標としていたトライも決められたが、やっぱり悔しい」と大粒の涙を流した。

選手の活躍に成長実感 遠軽前監督で厚真教頭・山内さん

 遠軽高校にとって初めての地元開催となった道大会初戦の21日。同高ラグビー部前監督で現在、厚真高校教頭の山内宜明さん(50)が会場を訪れ、コートサイドから選手たちの活躍を見守った。

 厚真高校では土砂崩れで生徒1人が亡くなるなど、生徒たちは心と体に深い傷を負った。表面上は普段と変わらないように見えるが、山内さんは「どこかで無理をしていると思う。まだまだ地震前の日常には戻れていない」と話した。

 山内さんは2003~16年度に監督を務め、同高を5回花園に導いた。遠軽の試合を観戦するのは、異動後初めて。チームは前半は得点できなかったが、後半18分からの2連続トライなどで会場を沸かせた。

 試合は一歩及ばず敗退。だが山内さんは「成長を実感した」と安心した表情を浮かべた。「厚真の子たちはやっと学校が再開した段階。遠軽のラグビー部のように一刻も早く充実した高校生活を送れるようにさせたい」と語った。【土谷純一】

南北海道大会

 ▽1回戦

札幌山の手   68-0  札幌厚別

立命館慶祥   37-12 北嶺

芦別      32-14 函館大有斗

函館ラサール 106-3  小樽桜陽

北北海道大会

旭川龍谷 61-0  旭川工

中標津  24-19 湧別・美幌

富良野  28-19 遠軽

北見北斗 19-12 帯広柏葉

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記事(提供:毎日新聞/2018/9/22 10:40)

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