第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

福島予選

【開催期間】2018年10月27日 ~ 2018年11月10日

聖光学院高校が代表校に決まりました
初出場

決勝戦

聖光学院高校

33

7-7
26-0

7

松韻福島高校

11月10日(土)いわきグリーンフィールド

ハイライト記事

県大会 光る展開、聖光初V 走力生かし学福圧倒 /福島

 花園出場をかけた第98回全国高校ラグビーフットボール大会県大会(県ラグビーフットボール協会、毎日新聞社など主催)は10日、いわき市のいわきグリーンフィールドで決勝を行い、聖光学院が学法福島を33-7で降して初優勝を果たした。前半は互角の戦いだったが、後半は聖光学院が相手のモール攻撃を抑え込み、パスや走力を生かして得点を重ねて圧倒した。聖光学院は12月27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。【寺町六花、荒川基従】

 <いわきグリーンフィールド>

 ▽決勝

学法福島 反6

 1 1 0 0 7 0 0 0 0  0  7

 T G P D 前 T G P D  後  計

 1 1 0 0 7 4 3 0 0 26 33

聖光学院 反3

 展開ラグビーの聖光学院とモール中心の学法福島。対照的なプレースタイルの対決となった決勝を、聖光学院が制した。

 聖光学院は前半17分、敵陣22メートルライン付近でのラックから、パスをつないでSO佐久間がトライ。追う学法福島はモールで粘り、前半28分、モールごとインゴールになだれ込み、同点に追いついた。

 互いに追加点が欲しい後半11分、聖光学院は敵陣ゴール前1メートル付近でのラックから、NO8藤田が持ち出し、中央にトライを決める。波に乗った聖光学院は、すばやいパスがつながり、WTB加賀、FB渡辺唯が走り抜けてトライを重ねた。学法福島も必死にタックルで相手を止めようとしたが、次第に足が動かなくなり、ボールを支配できなかった。

猛練習、強さに速さ加え 聖光学院3年 ロック 菅野正毅選手

 177センチ、95キロの体格ながら、すばやい攻めでグラウンドを走り抜け、止めにかかる相手守備陣をはじき飛ばす。「敵をおびきよせて、パスでバックスにつなげられるのが自分の強み」という言葉通り、何度も好機を演出。1週間前の平工戦で右手中指を骨折したことを感じさせなかった。

 「走れるフォワード(FW)じゃなきゃだめだ」。そう気づいたのが、今年6月に出場した東北大会だった。初戦の相手は青森北高校。FWとバックスを絡めたスピードのある攻撃についていけず、91-0で完敗した。それまでウエートトレーニングに力を入れてきたが、走りのメニューを増加。腹ばいとダッシュを交互に行ったり、練習後の30分間に球を持ったまま走り続けたり。「初めはきつくてついていけなかった」という。

 だが2、3週間続けたとき、試合の録画ビデオを確認すると変化に気づいた。「前はばてて歩いていた後半でも、足が動いている」。手応えを感じ、走り込みを続けながら、練習の合間に2合ほどの白飯を食べて体重を維持。フィジカルの強さとスピードを兼ね備えたFWに成長した。

 「全国のトッププレーヤーたちにも、フィジカルでは負けたくない」。初の大舞台に向け、頼もしく宣言した。【寺町六花】

笑顔で仲間まとめ

 点差を徐々に広げられても仲間に笑顔を向け続けた学法福島のSO林辺大生(だいき)主将(3年)が、ノーサイドの笛を聞いた途端、目頭を押さえた。「前半は思い描いた理想の展開だったのに、後半、ミスが増えてしまった」

 中学ではバスケットボール部。「進路に困らない」と聞いてラグビー部に入ったが、練習も合宿もつらく、2年生の中ごろまでは後悔していたという。次第にラグビーがおもしろくなってきた今年7月、主将を任された。「やるしかない」と腹を決め、田中瑞己監督が「仲がよく、明るい」と認めるチームにまとめ上げた。

 決勝はチームの持ち味であるモールで何度も聖光学院を押す場面があり、試合後は「フォワードはすごく大変だったと思うけれど、よくがんばってくれた」と仲間をねぎらった林辺主将。その腕には「チームをひっぱる」という目標と、先発メンバーに選ばれなかった3年生3人の名前が、油性ペンで書かれていた。

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記事(提供:毎日新聞/2018/11/11 11:14)

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