第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

父と兄の思い背負い日本一目指す 大阪桐蔭・江良選手 高校ラグビー7日決勝

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会の決勝は7日午後2時、東大阪市花園ラグビー場でキックオフを迎える。初優勝を目指す大阪桐蔭(大阪第1)の左プロップ江良颯(えら・はやて)選手(2年)は、同校OBの兄から託された夢をかなえようと、桐蔭学園(神奈川)との大一番に臨む。

 立命館大でラグビーを続ける兄楓(かえで)さん(19)を追って楕円(だえん)球に触れるようになったのは、2歳の時だった。父一也さん(44)も大阪桐蔭ラグビー部出身。東大阪の自宅で、父が自身の高校時代の試合を友人とビデオで観戦していると、一緒に見ていた当時4歳の兄が「やりたい」と言い出した。

 兄弟で地域のスクールに通うようになり、高校も兄に誘われ大阪桐蔭に進んだ。前回大会で、チームとして初めて準決勝を突破。東海大仰星(現東海大大阪仰星)との決勝で、CTBだった兄は4本のキックを決める活躍を見せたものの、20―27で敗れて頂点まであと一歩届かなかった。

 「俺らが果たせなかった優勝をつかんでくれ」。先月27日に今大会が開幕する直前、兄が電話でこう伝えると、弟は「分かった。頑張ってくるよ」と威勢よく応じた。

 高校時代に花園出場を果たせなかった父は「決勝まで連れてきてもらえてうれしい。気負いすぎないように」とエールを送り、準決勝まで花園で弟を見守った兄は「決勝でもチームに貢献するプレーを見せてほしい」と願う。

 父の姿にあこがれ、ラグビーを始めた兄。その背中を追い続けた弟は誓った。「絶対に日本一を取る」【前田葵、加藤佑輔】

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記事(提供:毎日新聞/2019/1/6 20:50)

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