第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

大阪桐蔭38-17報徳学園 大阪桐蔭、超突破107キロ

 大阪桐蔭が密集での強さを生かして快勝した。前半6分、フランカー奥井のトライで先制し、同10分にはモールを押し込むなどリードを広げて主導権を握った。報徳学園はバックス陣が攻めあぐね、試合終了間際に2連続トライを奪ったが、反撃が遅かった。

 ■マイボール

防御粉砕、2トライ 奥井章仁(あきと)(2年) 大阪桐蔭・フランカー

 相手防御線を次々と突破した。「ボールを持ったら、誰にも負けない自信がある」。その言葉通り、体重107キロの巨体を生かした縦への推進力は超高校級。2トライを挙げ、引き締まった表情に手応えがにじんだ。

 前半6分、相手陣ゴール前5メートルからのFK。自らボールをちょんと蹴り上げ、そのまま突進。2人をはじき飛ばして先制のトライを挙げた。同22分には相手陣10メートルライン付近から軽やかなステップと強烈なハンドオフでタックルをかわし、約30メートルを独走しトライを決めた。

 チーム初の決勝進出を果たした前回大会は1年生ながら、主力として準優勝に貢献。だが、敗戦に人目をはばからず涙した。敗れた東海大仰星(現東海大大阪仰星)は自宅から自転車で通学できるほどの距離だが、あえて花園優勝5回の名門を進学先に選ばなかった。自身の成長につながると考え、「大阪桐蔭で歴史を作りたかった」と振り返る。

 ボールを持つだけでスタンドが沸く。圧倒的存在感を放つ逸材は、「注目される中でレベルアップしたい」と頼もしい。チーム初の頂点はもちろん、花園の主役の座も狙っている。【長宗拓弥】

終了間際に意地

 報徳学園は相手の当たりの強さをはね返せなかった。前半はキックも使いながら相手陣内でのプレーを狙ったが、「プレッシャーをかけられてミスが出た」と西條監督。フィジカルの強い相手に圧倒され、思うようにバックス陣に展開できなかった。後半30分にラインアウトからのモールを押し込み、ロスタイムにも昨年10月のユース五輪に出場したFB山田が「自分から仕掛けていった」と自陣10メートル付近から一気に駆け上がりトライを決めた。試合終了間際に見せ場を作っただけに、山田は「試合の入りが良くなかった」と悔やんだ。

報徳学園(兵庫) 反2

 1 1 0 0  7 2 0 0 0 10 17

 T G P D  前 T G P D  後  計

 4 3 0 0 26 2 1 0 0 12 38

大阪桐蔭(大阪第1) 反7

 ▽主審=佐々木裕司

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記事(提供:毎日新聞/2019/1/4 15:37)

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