第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

超高校級の巨体生かした推進力 大阪桐蔭フランカー・奥井

 ○大阪桐蔭(大阪第1)38-17報徳学園(兵庫)●(高校ラグビー準々決勝・3日)

大阪桐蔭フランカー・奥井章仁(あきと)(2年)

 相手防御線を次々と突破した。「ボールを持ったら、誰にも負けない自信がある」。その言葉通り、体重107キロの巨体を生かした縦への推進力は超高校級。2トライを挙げ、引き締まった表情に手応えがにじんだ。

 前半6分、相手陣ゴール前5メートルからのFK。自らボールをちょんと蹴り上げ、そのまま突進。2人をはじき飛ばして先制のトライを挙げた。同22分には相手陣10メートルライン付近から軽やかなステップと強烈なハンドオフでタックルをかわし、約30メートルを独走しトライを決めた。

 チーム初の決勝進出を果たした前回大会は1年生ながら、主力として準優勝に貢献。だが、敗戦に人目をはばからず涙した。敗れた東海大仰星(現東海大大阪仰星)は自宅から自転車で通学できるほどの距離だが、あえて花園優勝5回の名門を進学先に選ばなかった。自身の成長につながると考え、「大阪桐蔭で歴史を作りたかった」と振り返る。

 ボールを持つだけでスタンドが沸く。圧倒的存在感を放つ逸材は、「注目される中でレベルアップしたい」と頼もしい。チーム初の頂点はもちろん、花園の主役の座も狙っている。【長宗拓弥】

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記事(提供:毎日新聞/2019/1/3 16:42)

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