第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

3回戦 報徳、展開9トライ きょう大阪桐蔭戦 /兵庫

 東大阪市花園ラグビー場で開催中の第98回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)は第4日の1日、3回戦が行われ、県代表の報徳学園は国学院栃木(栃木)を57-19で破り、2大会連続でベスト8に進出した。体格が上回る相手にFWが激しくぶつかって好機を作り、バックス陣を中心に計9トライをあげて圧倒した。報徳学園は3日午前11時55分からの準々決勝で、大阪桐蔭(大阪第1)と対戦する。【石川勝義】

 報徳学園は前半4分、中央ラックからのパスを受け取ったセンターの宮嵜隼人選手(3年)が、パスダミーを交えたグラバーキックで相手のディフェンスラインを抜くと、自らボールをキャッチして45メートル走って先制トライ。同7分にはスタンドオフの森元翔紀選手(3年)が相手からボールを奪って攻守交代し、パスをつないで左に展開。最後は森元選手がトライを決めてチームを勢い付けた。

 国学院栃木は平均体重112・3キロのフロントローを擁するなど力強いFWが持ち味で、同14分にはゴール前のラックからプロップが飛び出しトライを返した。しかし、報徳側も負けず、同24分にはFW陣を中心に16フェーズを重ねてゴール直前までにじり寄り、最後は左に大きく展開してウイングの植田和磨選手(1年)がトライを決めた。

 「相手のFWは体が大きい分、横の動きが弱かったので、間を狙った」とNO8の福西隼杜主将(3年)。サポートの速さも意識していたといい、プロップの里見聡次朗選手(2年)は「3人1組になりボールキープを意識したことがうまくいった」と振り返った。

 後半も相手を押し返す激しいタックルを敵陣で繰り広げてミスを誘い、ターンオーバーから得点につなげるなどし、国学院栃木を突き放した。

 試合後、準々決勝の抽選があり、大阪桐蔭との対戦が決まった。昨年3月の近畿大会決勝で敗れた「因縁の相手」との勝負に、福西主将は「やり返すしかない。チームのやる気も上がる」と話した。

基礎から磨いた足技 センター・宮嵜隼人選手(3年)

 グラバーキックを駆使して先制トライを決め、試合の流れを引き寄せた宮嵜選手。前半32分にも中央ラックからボールを受け取ると、「左前が空いていると分かっていたので、そこを突こうと思った」とキックパスし、ボールに追い付いた植田選手がそのままトライ。宮嵜選手の足技が光った試合だった。

 毎日30分の個人練習でキックを磨き続けてきた。1年生の夏、父幸二さん(46)がインターネットで「キックコーチ」の君島良夫さんの存在を知り、個人指導を受けるようになったのがきっかけだ。基礎から教わることでコントロール能力が格段に向上。他のプレーでも基礎を重視する姿勢が身に着いた。

 試合後、宮嵜選手は「キックを強化しようと努力してきた成果が出た。最高です」と笑顔を見せた。スタンドから観戦していた幸二さんも「キックをかなり練習していたので、活躍できてうれしい」と喜びを語った。

国学院栃木 反6

 1 1 0 0  7 2 1 0 0 12 19

 T G P D  前 T G P D  後  計

 4 3 0 0 26 5 3 0 0 31 57

報徳学園 反4

〔阪神版〕

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記事(提供:毎日新聞/2019/1/3 15:12)

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