第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

3回戦 意地のトライに拍手 八幡工8強ならず /滋賀

 東大阪市の花園ラグビー場で開かれている「第98回全国高校ラグビーフットボール大会」(毎日新聞社など主催)で1日、15大会ぶりに3回戦に進んだ県代表の八幡工が、優勝候補の一角、東福岡と初の8強進出をかけて対戦。7-80で敗れたが、終盤に意地の1トライを挙げ、生徒や保護者、卒業生らから温かい拍手が送られた。【諸隈美紗稀】

 3年生19人中、15人が先発出場。うち4人は高校からラグビーを始めた。土のグラウンドでどろどろになりながら練習し、筋トレは手作りのビニールハウスで汗を流し、力をつけてきた。ほぼ半数は卒業後、今大会を最後にラグビーからも卒業する。「死にものぐるいで戦おう」と難敵との一戦に臨んだ。

 序盤から押される展開となった。前半8分、モールを押し込まれたのをはじめ、前半だけで7トライを奪われ、0-47。第86回大会に主将として出場した橋本竜一さん(30)は「相手の好きなようにされている。頑張れ」とエールを送った。

 チャンスが来たのは73点差が開いた後半23分。ゴール前10メートル左ラインアウトからモールで押し込み、左中間に左プロップの榎本陸谷選手(3年)が値千金のトライ。榎本選手は「みんなで決めたトライ」と試合後に振り返った。続けてSHの西田顕嗣選手(3年)が今大会で失敗なしの7回目のゴールを成功させ、7点を返した。

 「まだまだ決められるで」「最後まで集中」--。大きな声援の中、交代により3年生19人が全員プレーし、最後の1秒まで集中力を切らさなかった。応援団長の小倉愛斗(まなと)さん(1年)は「先輩の意地の1トライを見ることができた。最後までかっこよかった」と話した。

 1995年から監督や部長を歴任し、今年度で定年退職する池浦文昭部長(60)にとっても最後の花園だった。くしくも池浦部長が初めて監督として花園出場を果たした時の3回戦と同カード。試合後、「発破をかけて臨んだが強かった。練習をしてきたモールで1トライとれてうれしかった」とねぎらいの言葉をかけた。

八幡工 反2

 0 0 0 0  0 1 1 0 0  7  7

 T G P D  前 T G P D  後  計

 7 6 0 0 47 5 4 0 0 33 80

東福岡 反4

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記事(提供:毎日新聞/2019/1/3 14:31)

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