第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

残り7分での逆転劇 長崎北陽台11大会ぶりの8強

 ○長崎北陽台(長崎)21―15茗渓学園(茨城)●(3回戦・1日)

 ゴールまで5メートルからのラインアウトモール。長崎北陽台のフランカー山内が仲間に押し込まれながらインゴールに飛び込むと、鮮やかな青のジャージーに身を包んだ選手たちは拳を突き上げ跳びはねた。残り7分での逆転劇。紙一重の攻防を制し、11大会ぶり8強入りの歓喜に浸った。

 終盤までリードされる苦しい展開にも、したたかに逆転への道筋は作っていた。相手の出足の鋭いタックルにバックス展開を封じられる中、突破口にしたのはFW戦。後半は浅い相手陣からでも積極的にモールを作る場面が目立ち、品川監督は「最後まで取り切るというより、相手の守りをモールに集中させてスペースを作りたかった」と狙いを明かす。

 そんな地道な積み重ねが生きたのが、1点を追う後半20分過ぎだった。中央付近からFW陣がモールを押し込むと、たまらずに相手が反則。キックを確実にタッチラインの外へと蹴り出し、千載一遇のチャンスを作り出した。殊勲のトライを決めた山内は「優位に立てるFWを中心に、後半は落ち着いて攻められた。逆転トライはイメージ通りの流れ」と胸を張る。

 茗渓学園は、初出場した1989(平成元)年度の第69回大会の2回戦で敗れた相手。平成最後の大会で「雪辱」を果たし、目標だった3回戦を突破した。「勝負に徹した。次は満足がいくまで北陽台らしいラグビーを見せたい」と品川監督。伸び伸びと躍動し、新たな歴史を築く。【角田直哉】

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記事(提供:毎日新聞/2019/1/1 20:06)

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