第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

監督同士、かつての師弟 きょう花園で初対戦 石見智翠館・安藤哲治さん 広島・尾道、梅本勝さん /島根

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会(日本ラグビー協会、毎日新聞社など主催)の初戦を突破した石見智翠館は30日、尾道(広島)と対戦する。中国地区でしのぎを削る強豪で、今年の選抜と国体の両全国大会出場を阻まれた相手ゆえ選手たちはリベンジに燃える。それだけでなく、師弟関係にある監督同士が初めて花園でぶつかる。【前田葵】

 石見智翠館(当時江の川)のラグビー部は1990年に創部。初代監督が現在の尾道監督の梅本勝さん(55)だった。98年、今の石見智翠館監督の安藤哲治さん(45)が赴任してコーチになった。サラリーマンから転身した安藤さんにとって、梅本さんはラグビー指導の原点の存在だ。

 ラグビーのうまい下手以前に、日常生活のあり方や人間性を重視する梅本さんの姿勢を学んだという安藤さんは、選手とともに寮に住み込み、悩みを聞いた。2001年に梅本さんが尾道に異動するまでの3年間、二人三脚でチームを作った。

 当時の部員で、今は石見智翠館ラグビー部長の大向将也さん(36)は「(梅本監督の)戦術指導と(安藤コーチの)生活指導のすみ分けができ、ラグビーに集中できる環境だった」と振り返る。

 梅本さんは今季限りで尾道監督を退任すると表明している。それだけに、師と対戦する安藤さんは「運命としか言いようがない」と苦笑い。「梅本監督がいなければ今の僕も智翠館のラグビーもない。恩返しを込めて、花園からも尾道からも送り出させていただく」と話す。

関連記事
記事(提供:毎日新聞/2018/12/30 12:53)

毎日新聞

Copyright (C) 2017 毎日新聞社 記事の無断転載を禁じます。

高校ラグビーニュース

毎日新聞

Column