第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

高校ラグビー 豪雨被災地にささげる 玉島が花園で初勝利

全国高校ラグビー・1回戦(27日)

 玉島は花園初勝利を今夏の西日本豪雨で被害を受けた地元の人々にささげた。決勝トライを挙げた主将のFB友定啓は「ラグビーで少しでも元気を与えたかった」と話した。

 前半は攻め込まれたが、インゴールでボールの接地を防ぐなど粘り強い防御で1トライしか許さなかった。当たりの強さに慣れた後半は防御の集散が速まり無失点。密集でしつこくボールに働きかけ、圧力をかけて相手の攻撃を封じ込めた。自慢の防御で主導権を握ると、同点の後半9分、友定啓がゴール前約35メートルで防御線を突破し、勝ち越しトライを決めた。

 豪雨災害では玉島に近い岡山県倉敷市真備町地区で多くの住民が犠牲になった。学校が浸水した小学生も玉島の教室で約1カ月間授業を受けた。選手たちは練習などで救援活動に参加できず、だからこそ、せめて吉報を届けたかった。

 2トライを挙げたWTB遠山は「勝つしかなかった」。県勢10大会ぶりの白星に、地元は勇気づけられたはずだ。【谷口拓未】

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記事(提供:毎日新聞/2018/12/27 19:21)

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