第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

きょう開幕 朝明、走力で展開 あす八幡工戦 キーマンはプロップ坂本選手(3年) /三重

 第98回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)が27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕する。7年連続9回目の出場となる県代表の朝明は28日の1回戦で八幡工(滋賀)と対戦する。保地直人監督は「今年は走れる選手が多く、展開できるチーム」といい、プロップの坂本海渡選手(3年)を初戦突破のキーマンに挙げる。【森田采花】

体重絞り、力強さに素早さ

 四日市市出身。小学5年からサッカーを始め、富州原中ではサッカー部に所属した。高校に進学するつもりはなく、就職希望だった。だが中学3年の時に見たラグビー・ワールドカップ(W杯)の日本対南アフリカの試合が「あまりにも衝撃的で人生を変えた」。

 南アフリカは過去2度W杯優勝経験を持つ世界ランキング3位の強豪チーム。その南アフリカを34-32で破った試合だった。「圧倒的な体格差のある外国人選手にあれほど力強く体をぶつけ、勝利をつかんだ姿にあこがれた」。県内でラグビーの強豪校である朝明に入学を決意した。

 あこがれの日本人選手に近づくために体作りから始めた。炭水化物を多く摂取することを心がけた。高校2年の時には体重100キロを超え、体の大きさに伴って力強さが武器となり、レギュラー入りを果たした。ところが3年生になり体重が110キロを超えるとスピードが出なくなり「思うように体が動かなくなった」。

 夏ごろにはレギュラーを外れ控え選手に。「悔しくて悔しくて。自分の何がだめだったのか見えなくなった」。保地監督は「体を絞って素早く動けるようになれ」と助言した。

 9月ごろからは食事制限で昼と夜は炭水化物を抜いた。毎日の自主練習でもグラウンドのゴール間を5往復(約1キロ)し、足の筋力だけは衰えないようにした。体重は99キロまで落とした。

 保地監督は「もともと力が強く、セットプレーが得意だったが素早さが加わった。八幡工はフォワードが脅威だが、突破口になってくれるのでは」と期待を寄せる。

 坂本選手も「培ってきた力強さと素早さを朝明の勝利のために使う。正月を花園で迎えたい」と夢舞台を見据えている。

朝明の過去の花園成績

年度       スコア   対戦相手

05 1回戦 ○33-19 鹿児島実(鹿児島)

   2回戦 ● 0-67 東海大仰星(大阪)

09 1回戦 ● 7-19 京都成章(京都)

12 1回戦 ●19-22 高鍋(宮崎)

13 1回戦 ● 0-46 尾道(広島)

14 1回戦 ●31-45 高鍋(宮崎)

15 1回戦 ○64- 7 鹿児島実(鹿児島)

   2回戦 ●12-71 京都成章(京都)

16 1回戦 ○43- 7 九州学院(熊本)

   2回戦 ● 3-38 大阪桐蔭(大阪)

17 1回戦 ● 7-57 大分舞鶴(大分)

〔三重版〕

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記事(提供:毎日新聞/2018/12/27 12:42)

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