第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会

青森北、再び「伝説を」 フィジカル鍛えチーム一丸 あす、高知・土佐塾と /青森

 27日開幕の第98回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)に出場する県代表の青森北は、開会式直後の1回戦で高知代表の土佐塾と対戦する。試合は東大阪市花園ラグビー場で同日午後0時半にキックオフ。鍛え上げたフィジカルでまずは初戦突破を狙う。

 「あの伝説をまた起こせれば」。長谷川均監督は1997年の第77回大会を思い描く。当時、チームを率いていたのは元監督で現在も総監督として指導にあたる山崎久造さん。2回戦で優勝候補の大阪工大高(大阪、現常翔学園)を降した。その試合を見ていた長谷川監督は「青北のひたむきなディフェンスに震えた」という。

 ここ数年、チームは2回戦の壁を突破できずにいる。昨年は初戦で熊本西(熊本)に0-78で完敗。相手FW陣の猛攻に苦戦を強いられた。「完全に当たり負けだった」(長谷川監督)。全国のチームに比べると小柄な選手が多いだけに、強固なフィジカルが必要だと改めて痛感した。

 今シーズンは実戦を想定したタックル練習を繰り返してきた。練習時間は放課後の1時間半程度。限られた時間は全体練習に充て、選手たちは朝、昼の合間を縫ってウエートトレーニングに励んだ。持ち上げるベンチプレスの重量は平均して100キロ。昨年を10キロ上回る。体重もそれぞれ5キロ以上増やした。「花園で勝ちたいという気持ちの表れ」(長谷川監督)だ。

 成果は出た。県予選決勝では堅いディフェンスで青森山田を制し、40-0で勝利。11月の強化試合で戦った今大会Bシードの黒沢尻工(岩手)とは互角の試合を見せた。長谷川監督も「選手たちが花園でどこまでやってくれるのか楽しみだ」と期待を寄せる。

 全国にひしめく強豪校では、高校以前からのラグビー経験者が多い。だが、青森北の選手はほとんどが高校からの初心者。それでも、総監督の山崎さんは「セットプレーでは相手がどこであろうが対等。選手一人一人が精神面で負けないことが大事」と語る。

 初戦の土佐塾とは2016年の同大会以来、2回目の対戦。2年前は劇的な逆転勝利を収めた。今年はバックスの突破力が武器の土佐塾に対し、いかにボールを奪い、持ち味の瞬発力で点を取れるかが勝負のカギだ。高森元太主将(3年)は「この3年間、ラグビーに向き合ってきた。チーム一丸となって全国で力を見せつけたい」と意気込んだ。【岩崎歩】

関連記事
記事(提供:毎日新聞/2018/12/26 11:21)

毎日新聞

Copyright (C) 2017 毎日新聞社 記事の無断転載を禁じます。

高校ラグビーニュース

毎日新聞

Column