社員紹介

取材を通じ、人と出会える喜び
出会いを重ね、自分が感じたことを伝えたい

宇治宮 汐梨

報道局 報道部 記者(大阪府政担当)
総合社会学部卒業/2018年入社

宇治宮 汐梨

報道局 報道部 記者(大阪府政担当)
総合社会学部卒業/2018年入社

interview1

憧れから現実に… 大学の授業での出会い

幼い頃からテレビが好きで中学生ぐらいから放送局で働きたいと漠然とした憧れを抱いていました。そんな私がはっきりと放送局で「記者になりたい」と思ったのは大学の授業で見た第二次世界大戦に関するドキュメンタリーでした。この映像を通じて初めて知った事実もあり、現地に行きたい、話を聞きたいと、原爆が落とされた広島や長崎や戦いの場となった沖縄を訪れました。特に印象深かったのが、沖縄で高江のヘリパッド基地建設反対運動を実際に目にしたことです。そこで見たものは私がニュースでみた単純な対立構造とはちがう現実でした。座り込む反対派を機動隊が次々排除していく様子はテレビで見ていましたが、実はその隊員たちの中には頬に涙を流しながら座り込むお年寄りを追い出している人がいたのです。基地に反対、賛成という問題とは別に、その問題の当事者たち一人ひとりの想いというものを初めて意識することになりました。「現地に行かなければわからないことがある」。そう実感し、私は記者として自分がみたものを伝える仕事をしたいと思うようになりました。

interview2

配属1カ月半で特集ドキュメンタリーを制作

6月末に報道部に配属されて以来、行政担当記者として働いています。行政担当とは、大阪府下で起こったあらゆることを取材する仕事です。配属されて数か月しかたちませんが、松井知事の定例会見で質問させていただいたり、大阪府北部地震の被災地を訪ね、1カ月が経過してもなお避難所で暮らさざるえないお年寄りを取材させていただいたりなど、1年前には想像できない責任のある仕事をさせていただいております。

配属間もないある時、デスクから「終戦記念日に放送する『戦争の記憶』という特集でやってみたいことがあれば企画を出して」と言われ、すかさず「祖父母の戦争体験を初めて聞いた孫の心境の変化を追いたい」と手を挙げたところ、企画を評価していただき、やってみろということに。入社前からMBSは新人でも積極的に提案すればどんどん挑戦させるとは聞いていましたが、配属からわずか1カ月半で10分のドキュメンタリーを任せてもらえるとは思いませんでした。1分間のニュース原稿は書いていましたが、10分という長さの特集は初めて。しかも取材期間1週間という限られた時間の中で、ラストシーンは放送当日に行われる全国戦没者追悼式で締めたいというリスキーなアイデアをかたちにすることになったのです。

interview3

取材を重ね、人の心に寄り添う作品を届けたい

放送まで残り1週間。取材対象者を探し出すことから始め、取材交渉、日程調整を行う傍ら、構成を考えてはデスクに報告。同時に取材を行うため時間は本当にあっという間に過ぎていきました。初めての経験で分からないことばかりでしたが、最も苦労したのは、ドキュメンタリーの主役となるお孫さんへの取材でした。小学生の男の子に本音を話してもらうには1週間はやっぱり短い。もっと時間があればと思ったこともありますが、終戦記念日にみていただくために踏ん張りました。突然の取材依頼にも関わらずご協力いただきました家族のみなさまに心から感謝しております。ご家族や先輩たちの協力をえて、いよいよ放送当日、私は東京で行われる追悼式で最後の取材を行い、撮影した映像を府庁の記者クラブにいる先輩に送信。「編集は任せて」と大変な役回りを買って出てくれた先輩には本当に感謝しています。私にとって初めてのドキュメンタリー『家族の戦争』はニュース番組『VOICE』の中で放送され、視聴者からもたくさんのご意見をいただくことができました。

叶えたい夢の1つだったドキュメンタリー制作を思いのほか早く実現してしまいましたが、今思えばもっときちんと伝えることができたのでは…という反省ばかり。この経験を踏まえ、より人の心に響く報道やテレビ番組、ドキュメンタリーをつくりたいというのが私の目標です。私が携わった映像がテレビをご覧になった誰かの心に届いてくれればと思っています。

みなさんへ一言

朝5時起きで神戸の助産院に取材に行ったかと思えば、翌日にはずぶ濡れになりながら台風リポートをすることもある。報道記者の毎日は忙しく、知らないことばかりの駆け出しの私は怒られることも多いです。でも、この仕事は本当に楽しくて魅力的。一般の方からその道の専門家、テレビで見かける著名人、国を動かす政治家、実に様々な人と出会うことができるのは記者だからこそ。実際に会って初めてわかる人の優しさ、思いの深さ、意外性に触れるたび、私は自分の生きている世界の小ささに気づかされています。私がMBSで夢への一歩を踏み出したように、みなさんもここでぜひ夢を叶えてください。どうしても緊張しがちな面談ですが、当日は面談員との会話を楽しむことを心掛けてください。私は毎回緊張しながらも「今日の面談を楽しみにしていました!」という気持ちを忘れないように心がけていました。

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