JNNドキュメンタリー@にっぽん

「死の棘~じん肺と闘い続ける医師~」(制作:SBS・静岡放送)
9月15日(日) 5:00-5:30
みどころ
 「JNNドキュメンタリー@にっぽん」はいま、この時代に生きる人たちの姿や社会で起きているさまざまな問題をつぶさに記録するドキュメンタリー番組です。
 全国に28あるJNN系列のテレビ局が制作した中から選りすぐったドキュメンタリー番組を月に一度、放送しています。
 災害や事件、事故、児童虐待に雇用不安と無関心ではいられない出来事は日々、起きています。
 混沌とした時代にJNN各局の制作者が、その地域に根ざした取材活動の中から出会ったテーマに真摯に向き合い、独自の視点で切り取ります。

内容
【放送日時】9月15日(日)5:00~5:30
 呼吸のできない激しい苦しみに襲われ、血を吐き、死んでいく…。かつて、鉱山の採掘現場で働く労働者たちの多くが襲われた肺の病、「塵肺(じんはい)」。1970年代から80年代にかけて、かつて銅山で栄えた静岡県浜松市天竜区佐久間町では、銅山で働いた元労働者が相次いで塵肺となり、ひとりの青年医師がその治療に打ち込んでいた。――それから40年。
 かつての青年医師は69歳となり、東京に診療所を構えているが、今も佐久間町に診療のため通い続けている。
 実は東京の診療所にもおおぜいの塵肺の患者が毎日やってくる。「アスベスト」が原因で塵肺になる患者が増えているのだ。高度経済成長期を支えた建設作業員だけではない。阪神淡路大震災で建物解体に携わった労働者もまた、塵肺被害に遭っているのだ。2011年の東日本大震災の被災地で復旧にあたった人々も、塵肺にならないという保証はない。
 決して過去の問題ではない「塵肺」。国策のもと放置されてきた患者たちの過去と現在、そして治療を続けてきた医師の訴えを描く。(2013年民放連賞の「テレビ報道番組部門」で・関東・甲信越・静岡地区選出)