気象庁の4日午前発表の情報によりますと、南シナ海にある熱帯低気圧が今後発達し、明日5日には台風となる見込みです。台風になれば今年の4号で、日本の東にある3号と「ダブル台風」となる可能性もあります。

◆熱帯低気圧b

4日午前9時現在、熱帯低気圧は南シナ海の北緯20度0分、東経118度55分に位置し、西へゆっくりと進んでいます。中心気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルとなっています。

この熱帯低気圧は、明日5日午前9時には台風となると予想され、南シナ海でほとんど停滞すると予想されています。

・6日午前9時にはバシー海峡を中心とする予報円の半径内にあり、北東へゆっくりと進む予報です。中心気圧は996ヘクトパスカルに発達する見込みです。

・7日午前9時には、東シナ海を中心とする予報円の半径内にあり、北北東へ時速20キロメートルで進むと予想されています。中心気圧は990ヘクトパスカルまで発達し、最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル予想と、勢力を強める可能性があります。

◆台風3号は中心気圧985ヘクトパスカルへ

いっぽう、台風3号です。4日午前9時には父島の北東約410キロメートルの海上にあり、日本の東を北上する見込みです。

・4日午前9時には、北緯29度40分、東経145度05分に位置し、北へ時速15キロメートルで進んでいます。中心気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルとなっています。

・5日午前9時には、日本の東の北緯31度10分、東経146度50分を中心に、北東へゆっくりと進むと予想されています。この時点での中心気圧は990ヘクトパスカル。

・6日午前9時には日本の東の北緯32度50分、東経149度25分を中心に、北東へ時速15キロメートルで進む予報です。中心気圧は985ヘクトパスカルに発達する見込みです。

台風3号は、日本の東海上を通過する見込みですが、船舶への影響や、今後の進路によっては沿岸部への影響も考えられるため、今後の情報にご注意ください。