開幕まで3月13日で1か月の大阪・関西万博、会場には待ちきれない人の姿も…。
13日の万博会場。オリジナリティーを全面に押し出した国内・海外のパビリオンが全貌を現しつつあります。
会場の入口には開幕を待ちきれずにやってきた人の姿も…
(80代)「年やから迷子になったらあかんから娘が『連れてってあげるわ、下見に行こう』って」
(60代)「(万博の)ボランティアするんで西ゲートはどこになるんだろうと思って」
安全対策も大切です。会場の最寄り駅、大阪メトロ「夢洲駅」では、警察官や救急隊員など約320人が駅に不審者が現れたという想定で訓練を行いました。
一方で、まだ課題も残されています。博覧会協会によりますと、自前で建設する海外パビリオンのうち建物の工事が完了した国は2割弱(47か国中8か国)にとどまっているということで、開幕に間に合わないのではと懸念の声も強まっています。
また入場券の前売り販売も3月5日時点で約807万枚と目標の「1400万枚」の6割ほど。低迷が続けば運営費が赤字となる可能性もあります。
チケットの売上が低迷している原因について協会の副会長でもある吉村知事は…
(博覧会協会副会長 吉村洋文大阪府知事)「行きたい、おもしろそう、が伝わって初めてチケットをどうやって買うのかにつながる。(万博の)中身を伝えるのが非常に重要」
開幕まであと1か月。果たしてどんな万博になるのでしょうか。