深刻な財政難が続く京都市。エレベーターのドアを500万円かけて「漆塗り」にしていたことがわかりました。

 京都市は今年3月、市役所本庁舎の1階にある2つのエレベーターのドアを漆塗りのものに取り換えました。漆の上に色鮮やかに描かれた桜や紅葉の山々。その名も「千年の光」。かかった費用はなんと500万円です。

 京都市は実質8000億円を超える借金を抱えるなど、破綻を意味する財政再生団体へ転落するおそれも指摘されていて、すでに地下鉄や市バスの敬老乗車証の対象年齢引き上げといった市民サービスの見直しを決めています。しかし、約159億円をかけて去年9月に改修が完了した京都市役所には、来賓をもてなすための豪華な茶室がつくられていたことなどがわかっています。

 身の丈に合わないと言われても仕方がない高価なエレベーターに、市民からは次のような声が聞かれました。

 (京都市民)
 「(Q500万円かかっているが?)エレベーターのこういうのってそんなかかるものなんですか」
 「京都ならではの感覚やろね。裕福な財政であればオッケーやけど…」

 市の担当者は「金属に漆塗りをする技術を広く知ってもらうことや、来庁者へのおもてなしに必要」と話しています。