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JR東海 新幹線台車の不具合など学ぶ施設を公開 経験ある社員減少で継承のため開設

更新:2021/10/13 19:35

 JR東海が、新幹線車両の台車の不具合などを体感できる教育施設を公開しました。

 JR東海が公開したのは、大阪府摂津市にある鳥飼車両基地内に新設した教育施設・大阪台車検査車両所「S-sense」です。

 (記者リポート)
 「新幹線の車体を支えレールを走るための台車なんですが、あえて部品の一部に不具合を再現しているそうです」

 社員がメンテナンスの訓練を行い、実際に台車の不具合を体感するために使うということです。

 新幹線の台車をめぐっては、2017年に走行中の「のぞみ」の台車に破断寸前の亀裂が見つかり、新幹線で初めて『重大インシデント』に認定されるなどして、検査や修理の重要性が再認識されています。

 技術開発などにより車両の不具合の発生頻度自体は減っているほか、社員の世代交代により経験ある社員が少なくなっていることから施設が開設されました。

 また、車輪を吊り上げる際に吊り具がしっかりひっかけられないまま衝撃を受けると、約300kgの車輪が落下。車輪は実作業では2mの高さまで吊り上げるということで、事故の恐ろしさを体感する狙いもあります。

 (大阪台車検査車両所 徳田直樹所長)
 「『見て触ってやると理解度が違います』という声がたくさん出ていますので、体感することのメリットっていうのは大きいと思います」

 JR東海では、台車の検査などにかかわる社員ら約100人を対象とした研修を行っています。


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