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“2人感染・行方不明”いろいろあったウガンダ選手団が出発 見送る市長もついつい涙

更新:2021/07/20 18:05

 東京オリンピックに出場するために来日して大阪府泉佐野市に滞在していたウガンダ選手1人の行方がわからなくなっていましたが、三重県四日市市内で見つかったことがわかりました。

 7月16日(金)から行方がわからなくなっていたウガンダ選手団の1人で重量挙げのジュリアス・セチトレコ選手(20)。泉佐野市によりますと、セチトレコ選手は東京オリンピック出場のリストから外れ、7月20日に帰国する予定でした。

 泉佐野市によりますと、セチトレコ選手の部屋には「ウガンダでの生活が厳しく、日本で仕事がしたい」などとするメモ書きが残されていたということです。セチトレコ選手と見られる人物が、ホテルに近いJR熊取駅で名古屋行きの新幹線の切符を買っていたことも確認されていて、名古屋のウガンダコミュニティーでリーダー的存在とされるウガンダ人のマカンガ・ジャファさん(41)は7月19日、“名古屋に親しみがあったのではないか”と話していました。

 (マカンガ・ジャファさん)
 「どこにいるかわからない。日本からウガンダに入ってきた中古の車、トヨタの車はみんな『名古屋』と呼ばれる。ほとんどトヨタの車全部『名古屋』と呼ばれていた」

 そして、市が警察と情報共有しながら捜索を進めていましたが、警察関係者によりますと、7月20日の午後3時ごろに、三重県四日市市内で見つかったということです。

 6月19日に来日したウガンダ選手団は、成田空港で1人の新型コロナウイルスの感染が確認され、泉佐野市に入ったメンバーからも1人の感染が発覚。入国後の対応など国の水際対策が見直されるきっかけにもなりました。7月7日になって、ようやく練習を開始しましたが、その後に起きたのが選手1人の行方がわからなくなるという今回の事態でした。

 このように“いろいろあった”東京オリンピックのウガンダ選手団は、7月20日に事前合宿地である大阪府泉佐野市から東京の選手村へ出発しました。

 出発を前にしたウガンダ選手団には、泉佐野市の小学生が書いた感謝の手紙やタンブラーが渡されました。ウガンダ選手団は泉佐野市に「隔離されるなど困難な時期を過ごしましたが、温かいサポートありがとう」と感謝の言葉を寄せました。想定外の対応などいろいろあった泉佐野市の千代松大耕市長は…。

 (泉佐野市 千代松大耕市長)
 「ホテルの方とかすごく…(選手からの感謝の言葉に)すごく感動されていたので、それをついつい横で聞いてジーンときました。ウガンダ選手団も十分な練習ができなかったと思いますが、オリンピックでベストを尽くしていただきたいなと」


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