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宇治川の『鵜飼』2年ぶりに実施 去年はコロナで初めての中止“いつもの夏”戻る

更新:2021/07/20 18:05

 梅雨もあけて、京都府宇治市では2年ぶりに夏の風物詩『鵜飼』が7月16日に実施されました。

 鵜匠歴20年の沢木万理子さん。鵜飼に向け準備をすすめてきました。6月21日、沢木さんは鵜飼の主役・鵜を手入れしていました。鵜の羽を整えています。

 (鵜匠 沢木万理子さん)
 「去年は鵜飼無かったので、(羽を)切ってないです。毛づやはかなりいい感じですね。働いてないんで」

 平安時代にはすでに行われていたとされる宇治川の夏の風物詩「鵜飼」。去年は新型コロナウイルスの影響で全面中止に。記録が残る1987年以降、初めてのことでした。

 2年ぶりとなる鵜飼にむけて鵜たちの健康診断、伝染病のワクチン接種も行われ、これで準備万全かと思いきや、そうではないようです。鵜飼には天候も大きく影響します。上流にあるダムの放水などの影響で川が増水し、開催期間の半分以上実施できない年もあります。今年は長い梅雨で、鵜飼の練習は一度もできませんでした。

 (鵜匠 沢木万理子さん)
 「みなさん鵜の心配してくれるけど、私たちの方がやばい」
 (鵜匠)
 「鵜を使う方の使い方とか含めて、原因がこちらにあることの方が心配ですね」

 7月16日の金曜日。2年ぶりの「鵜飼」が始まりました。鵜は魚をめがけて勢いよく水の中に。2年のブランクは感じられませんでした。この日は川の水量が多く、観光客らは船からではなく陸から見守りました。

 (大阪から訪れた人)「静かで『京都へ来たな』って思えますね」
 (地元の人)「鵜飼があるっていうのは今後もやっていってほしいです」

 (鵜匠 沢木万理子さん)
 「やっとこれで宇治の夏も始まったんじゃないかなと思います。鵜たちはすごくよかったです。私が2年ぶりで『鵜舟ってこんなに揺れるんだ』って。多分今年開催しなかったら、私たちも『来年できているだろうか』って、ちょっと不安な部分もありました。きょう、できて良かったなと思う」

 宇治川に戻った“いつもの夏”。鵜飼は9月末まで続きます。


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