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大阪の重症病床の計画『最大221床→最大500床に』“増やす方法”についても議論

更新:2021/06/10 19:06

 6月9日に開かれた大阪府新型コロナ対策協議会で吉村洋文知事は第5波への警戒感を示しました。

 (大阪府 吉村洋文知事)
 「デルタ株がもうすでに大阪の中に入ってきている。第5波も十分来る可能性があるということを意味していると思っています」

 インドで最初に検出された“デルタ株”は感染力が強いとされていてリバウンドの恐れが高まっています。第4波では入院できた人(入院率)が10人に1人と、病床がひっ迫した経験から、大阪府は第5波に備えて病床のさらなる確保を目指すと決めました。

 今回の計画では、これまで最大221床だった重症病床を、災害級の非常事態時には2倍以上の500床に増やすといいます。また中等症患者を受け入れている病院で患者が重症化した場合、転院させずにそのまま重症患者を診る「中等症・重症一体型病院」を新たに指定するとしています。

 元々17床の中等症病床を確保していた大阪暁明館病院では、重症化した患者の転院先が見つからなくなったため、最大2人までは中等症病床で診ました。しかし、今回示された計画について、これ以上の受け入れは難しいと話します。

 (大阪暁明館病院 西岡崇浩事務長)
 「重症患者の数を今まで以上に診るというのは極めて困難だと思います。今までやってきたことなのでやれますが、それ以上ということになると、人員確保も含めてすぐには困難です」

 計画では、病床は公立や民間の病院で少しずつ増やしたいとしていますが、参加者からは次のような意見も出ました。

 (大阪府医師会 茂松茂人会長)
 「コロナ対応の専門病院を大きなところをもう少し作ったらどうだと。(職員を)自治体病院全体として移動して、有事ですから、有事のときはそのように集約していただいて働いていただく、と」

 これに対して吉村知事は?

 (大阪府 吉村洋文知事)
 「それぞれ力のある病院で少しずつとった方が、大阪のようなエリアでいくと、全体としての重症病床は増えるのではないかというふうに考えているので。大きな公立病院を潰せば重症病床がいっぱい増えるのではないかというのは、僕はちょっと違うのではないかと思っています」


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