≪関西のニュース

大阪メトロが企画『廃棄車両を生まれ変わらせて!』車両がカバンに?DJブースに?

更新:2021/06/08 19:31

 大阪メトロは、製造から30年以上が経って廃棄される車両を、新たな商品に生まれ変わらせることを条件に、どのパーツでも自由に提供する取り組み『廃車再生プロジェクト』を始めました。

 6月2日、列車の中で熱心に写真を撮っていたのは、鉄道ファンではなく、モノづくりを仕事にするクリエイターです。この日、クリエイターたちは実際の車両を見学に訪れました。

 (参加者)「この辺も使って良さそうですか?」
 (大阪メトロの担当者)「もちろん。再生していただけるなら」
 (参加者)「まじで!?」
 
 車体の下の大きな箱や、車両の接続部分にある蛇腹は、何に生まれ変わるのでしょうか。普段入れない運転席や座席の裏側まで、クリエイターの想像力が掻き立てられます。

 (かばんメーカー社長)
 「強度のつよいクッション材になっているので、側だけ変えればそのまま車の中に取り付けるベッドに使える」
 (アーティスト)
 「運転席でDJブースとか作りたい。かっこいいで」

 大阪メトロでは、これまでにも鉄道ファン向けに部品の一部を販売していましたが、ほとんどの廃車は高額の費用をかけてスクラップにしていました。今回の取り組みの狙いはごみを減らすためだけではないといいます。

 (大阪メトロデータアナリティクス課 三峰優彦さん)
 「少しでも多くの人に親しみをもっていただいて、長く使える商品が作れないかという思い。子どもからお年寄りまでみなさまから愛される、子どもに夢を与える商品が出来ればと願っています」

 参加者の中に熱心につり革を見つめる男性がいました。

 (メーカー社長の男性)
 「これほしい。どうしてもほしい。このままカバンの持ち手にずっと使いたかったんですよ。やっぱり持ちやすい構造になっているので」

 後日、男性から送られてきたデザイン案では、つり革がアクセントのおしゃれアイテムに変身していました。

 参加者たちは廃車を見終わった後も、興奮冷めやらぬ様子です。

 (アーティスト)
 「興奮しますね。1つ1つのパーツにエンブレムみたいなのがついてるのが、時代をたどっていっているような。ポンと捨てるのがもったいないなと」
 (デザイナー)
 「素材が1個1個しっかりしているのと、どういった応用がきくかをこれから考えてみたいなと思うんですけど。(Q参加して楽しかったですか?)それは間違いないですね。普段の感覚では見ない視点で見ているので、すごく新鮮でした」

 今後、企画案を選考して、今年秋ごろには商品のお披露目を行うということです。


最近の関西ニュース