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“メガソーラー差し止め”求めて住民1000人訴訟 口頭弁論で“安全性軽視”を訴え

更新:2021/06/08 18:06

 奈良県平群町で進行中のメガソーラー計画をめぐり、町民らが建設差し止めを求めている裁判が、6月8日に奈良地裁で開かれました。

 奈良県平群町の山間部では現在、甲子園球場の12倍の広さ(約48ヘクタール)のエリアに約5万3000枚のソーラーパネルを設置する計画が進んでいて、すでに工事が始まっています。

 町民など約1000人は今年3月、森林伐採によって土砂災害や水害のおそれが高まるほか、送電線の電磁波による健康被害も懸念されるなどと訴え、業者に対して建設差し止めを求める裁判を起こしていました。

 そして6月8日、奈良地裁で1回目の口頭弁論が開かれ、原告側は「業者側は県に開発許可を申請する際、ウソの急勾配を報告していて、河川や水路が流すことのできる水量を過大に算出している」などと主張。住民の安全性を軽視していると訴えました。

 (原告の1人 多田恵一さん)
 「山というものがどれだけ大切なものかということをまずは訴えたい。自然を破壊して、ただ金儲けだけの目的の人たちが潤う。しかもそれが我々住民に大きな被害を与える可能性がある」

 次回の口頭弁論は10月に行われる予定です。


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