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「交番」が入る小学校も整備…子ども守る取り組み続く大阪 附属池田小事件から20年

更新:2021/06/08 18:27

 2001年6月8日、大阪教育大学附属池田小学校に刃物を持った男が侵入し、児童8人が殺害され、教員を含む15人が重軽傷を負いました。

 今年6月8日の追悼行事では、事件が起きた午前10時12分に、亡くなった児童8人の名前が刻まれた塔の鐘が鳴り、遺族や在校生が黙とうを捧げました。事件から20年が経ち、当時を知る教員は6年生の担任だった眞田巧校長だけとなりました。

 【追悼行事での言葉】
 (眞田巧校長 ※当時6年生の担任)
 「当時の教職員の思いを受け継ぎ、学校安全の取り組みを進めています。学校が安全で安心して学べる場所であるようにこれからも努力を続けます」
 (児童代表)
 「あの事件のようにつらい思いをする人がもう二度と起こらない社会をつくるために、この事件のことをいつまでも語り伝え続けたいです」

 事件を教訓に附属池田小学校では防犯や防災について学ぶ「安全科」という授業を設け、子どもを守る教育に力を入れています。事件を教訓にした取り組みは他にもあります。

 2006年から大阪教育大学では教職を目指す学生に対して事件を語り伝える授業が行われています。20年が経ち、事件後に生まれた学生が増えていく中で、当時のことを伝えながら学校での危機対応などを伝えています。

 (大学生)
 「(Q大学に入るまでにこの事件のことは?)知らなかったです。子どもたちの安全を守るための対処とかは身につけておきたいなと思いました」
 「自分がもし教師であの場にいたらパニックになって避難誘導とかもできなかったと思う。まずは子どもたちの安全第一を考えられるようになりたいなと思いました」

 一方、大阪府守口市には全国初とされる小学校が誕生しました。今年4月に新校舎ができた「守口市立さくら小学校」の特徴は、全国初とされる小学校の校舎に交番が入ったことです。教室の建物の1階部分に交番が入っていて、警察官が数人体制で勤務しています。

 (さくら小学校 廣部孝徳校長)
 「警察が入ってくださる、連携が深まっているというのは、ものすごく心強いです。保護者の方は『安心だ』とほとんどの方が思ってくださっていると思いますね」

 市によりますと、少子化の影響で2つの小学校を統合する際に、近くにあった交番も防犯面を考えて一体で整備したといいます。

 (さくら小学校 廣部孝徳校長)
 「ここで暮らす子どもたちもそうですし、保護者の方もそうです。我々教職員はもちろんのこと、地域の方を含めて関わる全ての人が安全安心を守っていくんだという意識をどう作れるかが課題ですね」


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