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『市政による子供の殺人です』子どもへの接種始めた町に批判殺到でコールセンター停止

更新:2021/06/08 18:06

 12歳~15歳への新型コロナウイルスのワクチン接種を始めた京都府伊根町に、接種に反対する電話などが殺到して、町はワクチン接種のコールセンターを停止しています。

 人口約2000人の伊根町。65歳以上の割合が47.66%と京都府内で最も高く、ワクチン接種は町の一刻を争う課題でした。そこで町では『7回打てる注射器』を使うなどの工夫をして順調に接種を進めてきました。16歳から高齢者まで希望した約1500人の接種は6月中にほぼ完了するとして、6月6日から12歳~15歳への接種を開始しています。

 しかし町のコールセンターに6月7日の朝から批判や抗議の電話が殺到。3本しかない回線はパンクし、開始約30分でコールセンターを停止。6月8日の正午までに133件の抗議があったということです。

 (京都府伊根町 吉本秀樹町長)
 「皆さん同じような原稿を読まれるんですね。同じような内容なんです。それを5分~10分続けられるんですね。そうしたらうちみたいな小さいところでは仕事が止まってしまいます」

 役場に届いた抗議のFAXとメールの文面は以下のような内容です。

 「どうして未成年者に接種をするのか。断固反対する」
 「お前ら市政による子供の殺人です。この人殺しが」
 「打った子と打たない子で差別やいじめにつながると思います」

 発信元に書かれている地名は東京や神奈川。抗議の電話も“町外から”とみられるということです。では伊根町の人たちは…?

 (伊根町民)
 「高齢の方が多いので、高齢の方が終わった後、未成年を順番にしていただくのは、ありがたいと思っているんですけど」
 「言うならちゃんと名前・顔を出して、ちゃんとした場所で言ってほしいですね」

 (京都府伊根町 吉本秀樹町長)
 「それぞれ皆さんいろんな考え方があると思います。そういうことは我々も理解します。しかしながら役場に集中的にメール・電話・FAXなどをやられて我々の業務を止めるというのは少し意図が違うと思います。やめてください」

 町は脅迫するような抗議については警察に相談しています。


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