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逆転判決!『金魚電話ボックス』の著作権侵害認め…商店街に“作品廃棄や賠償”命じる

更新:2021/01/14 17:43

 奈良の商店街に展示された『電話ボックスを金魚の水槽に見立てたアート作品』の著作権をめぐる裁判で逆転判決です。“著作権保護の対象には当たらない”とした一審判決を破棄し、大阪高裁は1月14日に“著作権侵害を認める判決”を言い渡しました。

 奈良県大和郡山市の商店街に設置されていた電話ボックスを金魚の水槽に見立てたアート作品をめぐり、福島県の美術家・山本伸樹さんが「自分の作品と酷似している」として、商店街に作品の廃棄や慰謝料など330万円の支払いを求めていました。

 一審の奈良地裁は「アイディアにほかならず著作権法上の保護の対象に当たらない」と訴えを退け、山本さんが控訴していました。

 しかし1月14日の判決で大阪高裁は「作品には創作性があり著作物にあたる」と指摘した上で、商店街の電話ボックスは「原告の作品に依拠しており複製している」として著作権侵害を認め、商店街側に対して作品の廃棄や慰謝料など55万円の支払いを命じました。

 (美術家 山本伸樹さん)
 「これまで頑張ってきた甲斐がありました。パクった方がいい目を見て、パクられた方が何も報われないっていう現実は、多々経験されている方がいらしゃると思うんですね。これを境に少しでも報われるような前例になればいいと思いました。」

 判決を受けて、郡山柳町商店街協同組合は「判決文を見ておらず何もコメントはできません」としています。


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