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“城崎温泉”GoTo停止で推計21億円の損失「ここまでの痛手は味わったことない」

更新:2021/01/11 18:02

 兵庫県豊岡市の城崎温泉では、GoToトラベル一時停止の影響で予約のキャンセルが相次いでいて、2月上旬までの損害額は20億円を超えそうです。

 1月9日土曜日の城崎温泉(兵庫・豊岡市)。カニシーズン真っただ中の週末にもかかわらず観光客の姿はまばらでした。

 約1か月前。兵庫県北部の但馬地域には、GoToトラベルキャンペーンの追い風を受け、カニ目当ての観光客が押し寄せていました。ところが、感染拡大を抑えるため、政府が年末年始のGoToトラベルの一時停止を決定。さらに2月7日まで停止期間が延長されることになったことから、城崎温泉の光景は一変しました。

 城崎温泉にある「つばきの旅館」では、GoTo停止の発表以降、宿泊予約の約200件がキャンセルになったといいます。帳簿には“予約がとける”という意味の『トケ』の文字が並んでいます。

 (つばきの旅館・若旦那 椿野泰宏さん)
 「日によっては1組とか2組。このトップシーズンに、ここまでの痛手は味わったことがないので、本当にどうしようかなと。」

 城崎温泉旅館組合によりますと、会員の77旅館合わせてGoTo停止の発表以降、7万人以上のキャンセルが発生しているということです。GoTo利用客は、高単価のプランを選ぶことが多いこともあり、損失は推計で21億円にも上るといいます。

 (城崎温泉旅館協同組合 芹澤正志理事長)
 「城崎の場合は、旅館をはじめ、あらゆる商店が運命共同体ですので。お客さんがストップしてしまうと、他の業種の皆さんや旅館の出入り業者も大きな痛手となる。1軒でも2軒でも廃業するところが出れば、街並みが崩れていきますので、みんなでここは一緒になって頑張って乗り切りたいと思います。」

 また、神戸市北区の有馬温泉でも、東京都などの緊急事態宣言以降キャンセルが相次いでいて、1月の宿泊客は去年の半分以下になる見通しだということです。


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