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関西電力 八木会長・岩根社長辞任を発表「信頼失った」 関経連や電事連の職も辞任へ

更新:2019/10/09 17:20

 関西電力の幹部らが福井県高浜町の元助役らから多額の金品を受け取っていた問題で、10月9日に行われた会見で、八木誠会長と岩根茂樹社長ら合わせて6人の辞任が発表されました。信頼を失墜したことが理由だと説明しています。

 「今般の事態の経営責任を明らかにするため辞任することとしました。私は本日付で辞任しますが、岩根(社長)につきましては第三者委員会の評価が出た時点で辞任することとします。」(関西電力 八木誠会長)

 神妙な面持ちで会見に臨んだ関電の八木誠会長。関西電力は10月9日午前の臨時取締役会で、経営トップでありながら組織として対応せず会社の信頼を失ったとして、八木会長が10月9日付けで辞任、岩根茂樹社長は新たに設置される第三者委員会の調査結果が出た後に辞任することを決めました。

 「今回の原因は経営トップにあり、原因究明・再発防止策を取りまとめる前に職を辞するのは事態を投げ出すものと考えていまして、(会長職を)引き続き継続するつもりだったが、岩根(社長)とも相談しまして、皆様の声を真摯に受け止めて、経営責任を明確にする方が良いのではないかと。」(関西電力 八木誠会長)

 「広く社会にご迷惑をおかけしている私が、限られた時間とはいえ、職にとどまることが好ましくないことは十分自覚しております。第三者委員会の調査・原因究明などに真摯に対応していくことが、経営トップとして本件に関わってきた私に課せられた最後の責務であると考えています。」(関西電力 岩根茂樹社長)

 9日の会見で、八木会長は関西経済連合会の副会長も辞任。岩根社長は電力業界のトップである電気事業連合会の会長の職を辞任することも明らかにされました。

 「関電として関西財界への活動は逆に迷惑をおかけすることになると判断いたしました。」(八木誠会長)
 「本件は関西電力のみならず電気事業全体の信頼を失墜させている。他電力には非常に申し訳ないことだと思っている。」(岩根茂樹社長)

 八木会長や岩根社長など20人が高浜町の森山栄治元助役らから合わせて3億2000万円分の金品を受け取っていた問題。10月2日に行った会見で受け取った金品の詳細が明らかになり、現金1億4501万円や金貨368枚、金杯8セット、金500gなどが含まれていたとされています。関電側はこの会見で事態の収束を図りましたが“隠ぺい体質”が明らかとなり、“被害者”と言わんばかりの姿勢がさらに批判を集める形となっていました。

 「前回(2日)の会見後、八木(会長)とは一日中、色んな反応について話す中で、やはりなかなかこれは難しいねということで。」(岩根茂樹社長)

 9日の取締役会では、4060万円相当の金品を受け取っていた森中郁雄副社長の辞任や、他に金品を受け取っていた役員3人の辞任も決まりました。

 八木会長は退職金を全額辞退するとしていて、岩根社長ら他5人は元々の規定により退職金はないということです。


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