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運転士に「サングラス」試験導入…より安全な運転のため 鉄道会社で全国初の取り組み

更新:2019/09/12 17:28

 JR西日本は直射日光の眩しさを軽減するため、これまで禁止していた運転士の『サングラス着用』を試験導入すると発表しました。こうした取り組みは全国の鉄道会社で初めてだということです。

 9月12日の会見で制服姿にサングラスを着用した運転士。13日以降、このスタイルの運転士が在来線を運転します。JR西日本の社内規定では「信号の見間違え」や「身だしなみ」などを考慮して、サングラスの着用は禁止されていました。

 「これまでサングラスというのはお客様の視点からみても、あまりいいものではないイメージがあった。」(JR西日本鉄道本部運輸部 金丸直史運転士課長)

 その一方で、運転士からは在来線の列車を運転する際に『直射日光で信号などが見えにくくなる時がある』という意見があったため、対応を検討していました。

 「しっかり前方の視認性が確保できる環境を構築して、より安全に運転士に運転をして頂く。」(JR西日本鉄道本部運輸部 金丸直史運転士課長)

 関西の主な私鉄を見ても、運転台に日よけを設置するなどの対応をとっていて、運転士のサングラス着用を認めている社はありませんでした。

 【関西の主な私鉄の対応】
 南海電鉄  :サングラスは推奨せず、日よけを使用
 近畿日本鉄道:サングラスは認めず、日よけ・遮光フィルムを使用
 京阪電鉄  :サングラスは規定なし、日よけを使用
 阪急電鉄  :サングラスは認めず

JR西日本が試験導入を始める運転士のサングラス着用について利用者は…

 「安全のためならいいと思う。それが一番大事なので、運転士は。」(男性)
 「テレビに出ているタレントさんがサングラスかけている時代なので。」(男性)

 しかし、運転士のサングラス着用姿を見た利用者の中にはこんな声も…

 「ちょっと威圧感…。」(女性)
 「表情が分からないから何を考えているか分からない。」(女性)

 ホームなど利用者の前で着用することは無いということですが、JR西日本は9月13日以降、希望があった運転士75人に色の見え方などに影響が無いとされるタイプのサングラスを貸与します。運転への影響など課題を確認した上で、来年3月以降に本格導入を目指すとしています。


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