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「ならまち」の街並みを規制緩和で守れ!改修費用が理由で相次ぐ解体に奈良市が条例案

更新:2019/09/11 17:26

 奈良市は歴史的な建築物と街並みを守るため、指定する建物については建築基準法の適用を除外する新たな条例を制定することになりました。

 奈良市中心部にある旧市街地「ならまち」。古民家など歴史的な建築物が数多くあります。漢方薬局「菊岡」は昭和初期に建てられました。このしっとりとした街並みが今、大きな危機に瀕しています。

 「奈良市中心部にある『ならまち』です。かつて歴史ある建物があったということですが、空き地になっています。」(記者リポート)

 住み続けるためのリフォームや店舗利用などで古民家を改修しようとすると、耐震基準などを現行の建築基準法に合わせなければならず、費用が高くなります。そのため、放置されたり解体されたりするケースが相次いでいるということです。

 「維持だけでもかなり費用がかかる。一軒だけ何とかするという作りにはなっていない。全体で協力しないと、この街並みは維持していけない。」(漢方薬局「菊岡」 菊岡泰政さん)

 こうした状況を受けて奈良市は、指定文化財など229件の建物を対象に、一定の耐震性などの安全性を示す「保存活用計画」の審査が通れば、建築基準法の適用除外とする条例を新たに制定することになりました。条例案は9月11日から始まった市議会に提出され、可決されれば来年4月に施行される見通しです。


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