≪関西のニュース

京セラ・稲盛氏「盛和塾」来年末で解散へ 世界中の経営者が学ぶ

更新:2018/12/07 19:12

 「京セラ」の創業者・稲盛和夫名誉会長が若手経営者に経営哲学を伝授する「盛和塾」が2019年末で活動を終了し解散することになりました。

 −私の代わりに誰かが「フィロソフィ」を解説しても、もうそれは稲盛哲学ではありません−(京セラ 稲盛和夫名誉会長)

 京セラの創業者・稲盛和夫名誉会長(86)。京セラを町工場から世界的な電子部品企業に成長させ、経営破綻した日本航空のスピード再生にも尽力しました。

 「皆さんが心を高め世の中に常に新しい価値を提供し続けることでこそ、企業が社会に必要とされる存在であり続けられる」(稲盛氏2016年大阪)

 そんな稲盛氏が若手経営者に経営哲学を伝授しようと1983年に発足させた勉強会が「盛和塾」です。かつてはソフトバンクグループの孫正義会長も教えを受けたことで知られ、現在は国内に56、海外に44の塾があり約1万3800人が学んでいます。

 「稲盛先生の教えを実践することで、私たちの従業員やお客様にとってより良くなると思います」(中国人の塾生)

 2年前、稲盛氏を取材した際、経営哲学について次のように話していました。

 「利他的にみんなを幸せにという美しい心が常に思いの中に出てくるようにしないといけない。そうすれば自分の運命も好転していく」(稲盛氏2016年)

 しかし、「盛和塾」は7日、2019年末で活動を終了し解散することを明らかにしました。稲盛氏が高齢となり体力面などから精力的に活動を続けることが難しくなったためとしています。多くの経営者に仕事や人生の指針を伝えてきた稲盛氏。「盛和塾」のホームページには稲盛氏から塾生へのメッセージが掲載されました。

 −是非、今まで学ばれた事を実践し、利他の心をもって世のため人のために貢献されますことを祈っております−(稲盛氏コメント)


最近の関西ニュース